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東工大ニュース

T2R2の論文公開件数が4000件を突破

2015.10.15

T2R2システム(Tokyo Tech Research Repository)は、東工大の学術研究論文等の一元的な蓄積・管理・発信を目的としたシステムです。東工大所属の全ての研究者が執筆した学術研究論文等の書誌情報や、PDFファイル形式の論文本文を登録・保存・公開するための機能を備えています。また、T2R2システムに登録された論文・著書は、T2R2システムの検索サイトを通して、広く学内外の利用者による検索・閲覧が可能です。

7月13日、このT2R2システムにて学外公開されている論文等の本文ファイルが4000件を突破しました。今後もT2R2システムを通じ、本学の研究成果を世界へ向けて発信していきます。

4000件目の論文を登録した小西玄一准教授(大学院理工学研究科有機・高分子物質専攻)に、T2R2で公開している論文について聞きました。

ピレン色素によるミトコンドリアの染色のイメージ図(J. Mater. Chem. B, Vol.3 No.2表紙から)
ピレン色素によるミトコンドリアの染色のイメージ図
(J. Mater. Chem. B, Vol.3 No.2表紙から)

論文名
著者名
Yosuke Niko, Hiroki Moritomo, Hiroyuki Sugihara, Yasutaka Suzuki, Jun Kawamata and Gen-ichi Konishi
掲載誌
Journal of Materials Chemistry B
巻号頁
Vol. 3 No. 2 pp. 184-190

論文の概要を教えてください。

小西玄一准教授

小西玄一准教授

二光子励起顕微鏡(TPFM)は、特に医療分野で期待されている光学技術であり、低侵襲・高深度で生体を観察することを可能とします。この分野では、高性能蛍光色素の開発が強く求められています。我々は、小さなサイズで細胞等に取り込むことができ、生体の中でも最もよく光を透過する領域(650-1100 nm)で強く二光子を吸収し、近赤外領域で高い発光効率を示す色素の開発に成功しました。実際にミトコンドリアの染色において、従来の色素よりも高感度のイメージングに成功し、さらに最近開発された汎用光源であるファイバーレーザーでも使用できることを示しました。

T2R2システムで公開されたファイルをどのような方々に読んでほしいですか?

ケミカルバイオロジー、医学、化学の研究者だけでなく、他の分野の研究者や学生にもぜひ読んでいただきたいです。

今後の研究活動のご予定を教えてください。

1050 nmのファイバーレーザー光源を用いて、取り出した細胞や生体組織だけでなく、生きている個体そのものの深部の観察に取り組んでいます。将来、癌や様々な病気の早期発見のための二光子励起顕微鏡を用いた内視鏡が製作できると思います。

問い合わせ先

リサーチリポジトリWG(事務担当)

Tel : 03-5734-2099