東工大ニュース
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東工大発ベンチャーの株式会社ハイボットが、株式会社三菱東京UFJ銀行主催の第3回BTMU ビジネスサポート・プログラム「Rise Up Festa」のロボット・先端技術分野において、最優秀企業に選ばれ、4月25日に行われた授賞式に同社代表取締役会長・広瀬茂男氏(本学名誉教授)が出席しました。
「Rise Up Festa」は、新規性・独創性を有する事業や既存の事業領域を超えて新たな事業に取り組んでいる中小企業や成長企業に対し、同行が経営支援を含めた中長期的なサポートを行うプログラムです。「バイオ・ライフサイエンス」「ロボット・先端技術」「情報・ネットワークサービス」「ソーシャルビジネス」の4分野があり、各分野1社(合計4社)が最優秀企業として採択され、表彰されます。
私は東京工業大学時代に、ヘビ型ロボットなどを代表とする多様なロボット開発をしていましたが、現在は、東工大発20番目のベンチャー企業である株式会社ハイボットで、配管点検ロボット、橋梁点検ロボットなどの人が入れないまたは危険が伴う作業を行うインフラ点検用ロボットの開発をしています。今後は、米国シリコンバレーの支店を拠点に米国市場に配管点検ロボットのビジネスを進め、さらにそれを世界に展開させようと意気込んでいます。今回は、我々の技術とビジネスモデルが高く評価され、大変うれしく感じています。
東工大が認定したベンチャー企業に与えられる称号で、東工大での研究成果や技術、特許等の知的財産権などを活用して創業した企業、もしくは、学生が起こした企業※に対して与えられます。2016年5月現在、本称号は総計75社に対して付与されています。