研究
研究
2012.10.30
理工学研究科地球惑星科学専攻の廣瀬敬教授を拠点長とした「地球生命研究所」が、平成24年度「世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)」に採択決定しました。
本プログラムは、世界から第一線の研究者が集まる世界トップレベルの研究拠点の形成により、優れた研究成果の創出と優れた人材の育成を目指し、平成19年度から文部科学省の事業として開始されました。
平成24年度は、既存6拠点に加えて新たに、本学廣瀬教授の拠点をはじめ、先鋭な研究領域に焦点を絞った研究拠点3拠点が設置されます。
詳細は、文部科学省のホームページをご参照ください。
拠点長:廣瀬敬
地球マントル最深部の主要鉱物ポストぺロフスカイトを発見し、また世界で初めて地球中心部の環境を実験室で実現することに成功した。最近は、地球コアの物理学的性質及び 地球表層環境との関わりについて研究を進めている。
「地球はどうやって誕生したのか」「生命はいつどこで生まれどのように進化してきたのか」という人類の根源的な謎の解明を主テーマとする。生命の起源と進化を、地球誕生直後の環境やその後の変動と関連づけて明らかにすることを目指す。
生命と地球環境をひとつのシステムとして捉え、その起源と進化の原理を追求する。生命と地球の相互作用を最も重要な研究対象として、特に生命誕生の初期地球にフォーカスし、(A)どうやって居住可能な地球ができたのか、(B)いつどこでどのように地球生命系は誕生したのか、(C)その後地球生命はどう進化したのか、を解明することを目的とする。これにより、(D)生命を育む地球の普遍性と特殊性を明らかにし、地球外天体における生命の可能性を追求する。
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2012年10月掲載