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東工大コンサートシリーズ2018 冬 無伴奏の魅力

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2015年から始まった東工大コンサートシリーズ(Art Meets Engineering@Tokyo Tech)は、大岡山の交通の便の良さもあり、関東一円から聴衆がやってくる名物行事に発展しました。2018年の最初は、無伴奏(ソロ)に焦点を当てた音楽会を企画しました。

前半は、2つのチェロのための無伴奏組曲を辻本玲さんのチェロでお送りします。バルセロナ(カタルーニャ)に生まれた今世紀を代表するチェリストの1人、カサドは、チェロのための優れた作品を残しています。無伴奏組曲は、カタルーニャの情緒の感じられる作品です。ポーランド生まれのペンデレッキは、広島の犠牲者に捧げる哀歌(1959年)でも知られ、1994年に作曲された無伴奏チェロのためのディヴェルティメントは、チェロ演奏の可能性を拡大した意欲作です。

後半はまずトロンボーンのソロ。トロンボーンはもともと、教会でのみ使用される楽器でした。人の声の音域に近いこと、スライド式で半音を自由に出せることなどから、聖歌隊の伴奏に適していました。このような歴史もあり「神の楽器」と呼ばれ、世俗的な音楽と縁遠い楽器でした。交響曲に初めて使用されたのは、ベートーヴェンの第5「運命」、第6「田園」(1808年)です。今回、藤原功次郎さんに、トロンボーンの原点に立ち返り、いにしえの旋律を演奏していただくとともに、楽器の新しい可能性についても披露していただく予定です。

最後にバッハのシャコンヌをお送りします。ヴァイオリンの無伴奏作品の最高傑作であり、大変な難曲です。シャコンヌは変奏曲の形式であり、この曲では、最初に低音で提示される主題が32回繰り返される間に、高音部で様々な変奏が行われます。バッハの描いた線と線が織り成す美しい響きに注目してください。藝大の現役大学院生の岸本萌乃加(ほのか)さんの演奏です。

本公演はどなたでも参加できます。さらに今回は、平日に東京で行われる演奏会の標準に合わせて19:00開始としました。会社勤めの方もぜひ大岡山へ!

開催概要

日時
2018年1月17日(水)19:00開演(18:30開場、21:00終演予定)
場所
出演者
辻本玲(チェロ・日本フィルソロ・チェロ奏者)岸本萌乃加(ヴァイオリン・藝大)、藤原功次郎(トロンボーン・日本フィル首席奏者)
参加方法

無料・先着順(定員320名+立見)

どなたでも参加できます。ただし、未就学児童はお断りしています。
人数が大幅に超過した場合、立ち見になることがあります。
主催
東京工業大学 物質理工学院
後援
公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団

プログラム

  • チェロ:G.カサド 無伴奏チェロ組曲、K.ペンデレッキ 無伴奏チェロのためのディヴェルティメント

  • トロンボーン:J.S.バッハの作品、グレゴリオ聖歌ほか

  • ヴァイオリン:J.S.バッハ シャコンヌ 無伴奏パルティータ第2番から

出演者プロフィール

辻本玲 (チェロ) Rei Tsujimoto 日本フィルソロ・チェロ奏者

7歳よりチェロを始める。11歳まで米国フィラデルフィアで過ごし、東京藝術大学 音楽学部 器楽科を首席で卒業(アカンサス音楽賞受賞)。2003年、第72回日本音楽コンクール第2位、併せて「聴衆賞」受賞。2007年度青山音楽賞新人賞受賞。2006、2007年、ヴァイオリニスト五嶋みどり氏が主催する「Community Engagement Program」に参加し、世界各地で共演。みどり氏より「彼の演奏は、その音色が自然体でのびのびしており、音楽の大切な要素であるLOVEが伝わってきます。これは、彼のパーソナリティそのものであり、それを伝達する技術を彼が持ち合わせているというほかありません」と賞賛された。2009年、第2回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第3位入賞(日本人最高位)、併せて「日本人作品最優秀演奏賞」を受賞。(その模様はNHK-BSにてドキュメンタリー番組「チェロ・エスプレッシーボ!~国際コンクールに懸ける青春~」としてオンエアされた)国内外でソリストとして多くのオーケストラと共演するほか、世界的な演奏家との室内楽でも活躍している。2018年2月4日には、トッパンホールでリサイタルを行う。使用楽器は、NPO法人イエロー・エンジェルより1724年製作のアントニオ・ストラディヴァリウスを貸与されている。

岸本萌乃加 (ヴァイオリン) Honoka Kishimoto

東京藝術大学音楽学部附属音楽高校を経て、同大学を首席で卒業し、アカンサス音楽賞、三菱地所賞を受賞。同大学院 修士課程在学中。「佐渡裕とスーパーキッズオーケストラ」メンバーに選抜され第2期、3期に参加。第63回全日本学生音楽コンクール バイオリン部門高校の部 大阪大会第1位。第20回日本クラシック音楽コンクール ヴァイオリン部門高校の部(女子) 第1位グランプリ。第3回宗次エンジェルヴァイオリンコンクール 第3位及び聴衆賞。NPO法人イエローエンジェルより1831年製プレッセンダを貸与される。第9回東京音楽コンクール 弦楽部門第1位。第5回横浜国際音楽コンクール 弦楽器部門高校の部 第1位及びジェラール・プーレ賞ならびにグランプリ。日本音楽コンクール第3位。ヤングプラハ国際音楽祭(チェコ)の日本代表として招聘されコンチェルトを演奏、またプラハ各地でハーフリサイタルを開催する。ニュージーランドへ親善大使として招聘され、クライストチャーチでリサイタルを開催。各地オーケストラ、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、とコンチェルトを共演。また様々なアンサンブル活動やソロリサイタルなどを行っている。

藤原功次郎(トロンボーン)Kojiro Fujihara 日本フィル首席奏者

日本を代表するトロンボーン奏者。現在日本フィルハーモニー交響楽団首席トロンボーン奏者。洗足学園音楽大学非常勤講師。Brass Ensemble ZERO メンバー。幼少の頃より、作曲とピアノを、15歳よりトロンボーンをはじめ、国内のコンクールを制覇。国内オーケストラ客演の他、ウィーン交響楽団首席奏者など海外のオーケストラワークをこなす。日本フィルの60周年記念演奏会に天皇皇后両陛下がご臨席のもと天覧演奏会に参加。ショスタコーヴィチ交響曲第15番を演奏。絶賛される。またTV朝日題名のない音楽会『なんてったってトロンボーン』メインコメンテーター出演、ラジオ出演、雑誌など、その馴染みやすいキャラクターと雰囲気で幅広い層に指示を集める。2012年、国際管楽器コンクール(ウィーン)優勝。オーストリア名誉市民称号を授与。(アジア人初) 2016年、イブラ大賞国際音楽コンクール(イタリア・シチリア島)で全部門の中で優勝(全世界で管楽器奏者で初)。カーネギーホール賞はじめ9つ全ての賞を独占受賞。2度の国際音楽コンクール優勝を果たす。昨年のカーネギーホール・リサイタルが、カーネギーホール賞に輝き、CD化された。今年、兵庫県川西市・市民文化賞、兵庫県芸術奨励賞を受賞した。

東工大コンサートシリーズ2018 冬 無伴奏の魅力 チラシ

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物質理工学院 ―理学系と工学系、2つの分野を包括―
2016年4月に発足した物質理工学院について紹介します。

物質理工学院

学院・系及びリベラルアーツ研究教育院outer

問い合わせ先

物質理工学院 応用化学系
准教授 小西玄一

E-mail : gkonishi@polymer.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-2321

12月28日14:30 開場時間を修正しました。

更新日:2017.12.28

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