〔教 授 要 目〕
89001
電子機能システム基礎論I(Fundamentals of Advanced Applied Electronics I)
前学期 2−0−0 ○筒井 一生 助教授・石原 宏 教授・大津 元一 教授
岩井 洋 教授・益 一哉 教授・伊藤 治彦 助教授
徳光 永輔 助教授・有本 由弘 客員教授
様々な分野の学部出身学生が集まる本専攻で勉学を行うにあたり,広い共通の基礎として身につけておく
必要のある知識と概念に絞ってオムニバス方式で講義する。対象分野は,材料物性,量子光学,電子デバイ
ス,光デバイス,集積システムなどであり,これらに関連する研究分野を専攻する学生に対しては原則的に
必修とする。
89002
電子機能システム基礎論II(Fundamentals of Advanced Applied Electronics II)
前学期 2−0−0 ○上羽 貞行 教授・大槻 茂雄 教授・中村 健太郎 助教授
黒澤 実 助教授・前島 英雄 教授・羽鳥 好律 教授
杉野 暢彦 助教授・張 暁林 助教授・内山 邦男 客員教授
堀 修 客員助教授・住田 一男 客員助教授
様々な分野の学部出身学生が集まる本専攻で勉学を行うにあたり,広い共通の基礎として身につけておく
必要のある知識と概念に絞ってオムニバス方式で講義する。対象分野は,光,電波,超音波における計測,
波動解析,情報処理,パターン認識,視覚センサなどであり,これらに関する研究分野を専攻する学生に対
しては原則的に必修とする。
医用超音波工学(Fundamentals of Digital Signal Processing)
後学期 2−0−0 大槻 茂雄 教授
超音波という波動媒体を通して生体の情報を収集し解析するための工学について講義する。実現されてい
る医用超音波診断装置の機能や研究が進められている課題についての理論背景の解説により,医用診断,物
体認識への実応用のための,基礎理論,実験手法,および応用方法に関する総合的な理解力と実践力とを養
成する。
VLSIシステム基礎諭(Fundamentals on VLSI Systems)
前学期 2−0−0 ○杉野 暢彦 助教授・徳光 永輔 助教授・大見 俊一郎 助教授
前島 英雄 教授
情報処理システム設計に必要な基礎知識として,バイポーラトランジスタ或いはMOSFETによるアナログ
及びディジタル回路,シミュレーション技術,論理回路,機能回路,システム構成などについて学ぶ。これ
らの知識はVLSIシステムを設計する技術者,材料デバイスに携わる技術者双方に大変重要である。
高機能VLSIシステム(Advanced VLSI Systems)
後学期 2−0−0 ○前島 英雄 教授・杉野 暢彦 助教授・内山 邦男 客員教授
高機能情報処理システムを実現する上で,さまざまな情報処理機能を高速かつ効率よく実行することの
できるVLSIシステムが不可欠である。本講義ではVLSIシステムの核となるマイクロプロセッサのアーキ
テクチャ,基本構成技術と共に,各種情報処理アルゴリズムをVLSI上に実現するための設計方法並びに
これらを効率良く活用するためのOS,コンパイラなどのソフトウェア技術について学ぶ。
知的情報システム(Intelligent Information Systems)
前学期 2−0−0 ○羽鳥 好律 教授・内山 邦男 客員教授・住田 一男 客員助教授
堀 修 客員助教授
高度情報化社会の実現に伴い,高機能,高能率の知的情報システムは社会の様々な領域において需要が高
まり,その開発は極めて重要な工学的課題となっている。殊に画像,音声などを中心としたメディア情報の
認識,理解といった知的処理とそれらの高能率実現についての研究開発・技術革新は目覚ましく,その重要
性が増している。本講義では,メディア情報の知的処理について研究開発の進む最新技術について講義する。
機能材料・デバイス・プロセス特論(Advanced Materials, Devices and Processing)
前学期 2−0−0 ○石原 宏 教授・酒井 徹志 教授・岩井 洋 教授
青柳 克信 教授・浅田 雅洋 教授・益 一哉 教授
筒井 一生 助教授・徳光 永輔 助教授・渡辺 正裕 助教授
大見 俊一郎 助教授・有本 由弘 客員教授
最先端の電子デバイスや集積回路に利用されているシリコン,化合物半導体,高・強誘電体,磁性材料な
どの機能性材料について基本物牲や作製方法などを論じる。さらに,最新の大規模集積回路や電子・光デバ
イス,量子効果デバイスを製作するための極微細加工技術について物理的基礎から将来展望までを講義する。
ナノフォトニクスI(Nano Photonics I)
後学期 2−0−0 大津 元一 教授・○伊藤 治彦 助教授
ナノフォトニクスの必要性について説明した後,これを学ぶために必要な近接場光についての電磁気学,
ナノ物質及び原子についての量子カ学の基礎を整理する。その後,ナノ寸法領域での光と物質との相互作用
を記述する理論体系の基礎を学ぶ。さらに原子を扱うアトムフォトニクスの基礎についても学ぶ。
ナノフォトニクスII(Nano Photonics II)
前学期 2−0−0 ○伊藤 治彦 助教授・大津 元一 教授
ナノフォトニクス,さらにはアトムフォトニクスの最近の話題について学び,また,これらを理解するた
めに,ナノフォトニクスIにくらべ進んだ理論体系について説明する。本講義の受講者はM1後期にナノフ
ォトニクスIを受講すること。
量子光半導体デバイス(Quantum Photonic Semiconductor Devices)
後学期 2−0−0 ○小林 功郎 教授・納富 雅也 客員助教授
量子効果を基礎とする光半導体デバイスについて,基本的な動作原理,特徴,構造,特性,応用分野との
関連などについて理解を深めることを目的とする。前半では,主要な量子光半導体デバイスとして,半導体
レーザ,光変調器,光増幅器,波長変換デバイス,集積光デバイス等を例に取り,研究開発から実用化の過
程において,技術革新を繰り返すシステム要求にデバイスがどう応えてきたかという観点に焦点をあてる。
後半では,次世代光半導体デバイスに向けたブレークスルーとして期待されている重要なトピックスとして,
フォトニック結晶デバイス,量子情報通信用光デバイス等の現状と今後の展開について講義する。
超音波エレクトロニクス(Ultrasonic Electronics)
前学期 2−0−0 ○中村 健太郎 助教授・上羽 貞行 教授
弾性振動,音波伝搬などの基礎理論を講義した後に,圧電振動子の構造と等価回路,超音波振動系・伝送
系の設計方法について解説する。また,強力超音波特有の物理作用,化学作用や非線形現象について講述する。
後期開講の「マイクロ機能デバイス」の基礎を身に付ける。
マイクロ機能デバイス(Micro Sensors and Actuators)
後学期 2−0−0 ○黒澤 実 助教授・中村 健太郎 助教授
振動・波動現象を用いた変換デバイス技術に関しての講義を行う。弾性波を用いた超音波モータ,振動ジ
ャイロ,圧電トランスなどの圧電/超音波機能デバイスに関する最新の情報を,微小化に重点をおいて動作
原理,設計理論から材料・加工・製作技術について詳述する。また,光波を用いた計測デバイスの例として,
光ファイバセンサ,計測用光半導体デバイスに関して論ずる。本講義は英語にて行う。
Micro Sensors and Actuators
Winter semester 2-0-0,
Assoc. Prof. Minoru KUROSAWA and Assoc. Prof. Kentaro NAKAMURA
Transducer technologies based on vibration and wave phenomenon: elastic waves and optical waves,
are lectured. Piezoelectric devices and ultrasonic transducers, such as ultrasonic motor, vibration
gyroscope, piezoelectric transformer and so on, are explained. Mainly for miniaturization, operating
principle, design philosophy, material and fabrication process are dealt with. Optical fiber sensors
and optical semiconductor devices for sensing devices and systems are discussed.
バイオロボティクス(Bio-robotics)
後学期 2−0−0 張 暁林
生理学及び解剖学の知見に基づいて,理工学の立場から生物の運動機構,神経システムの運動制御機能を
解析するための基本手法を講義する。生物の体の機械的構造,神経ネットワークのシステム制御工学的モデ
ルなどを用いて説明することにより,大自然の進化により作り上げた生物と人工機械であるロボットの基本
的構造,成り立つ原理の違いを解説し,両者の融合を目指すバイオロボッティクスに対する興味と実践力を
養成する。
89018
電子機能システム特論(Lectures on Advanced Applied Electronics)
後学期 2−0−0 未 定
電子機能システムに関するいくつかの分野について,基礎から最新のトピックスまでを非常勤講師により
講義する。
電子機能システム特別実験第一 |
前学期 |
0−0−1 |
各教官 |
89711 |
同 第二 |
後学期 |
〃 |
〃 |
89712 |
同 第三 |
前学期 |
〃 |
〃 |
89713 |
同 第四 |
後学期 |
〃 |
〃 |
89714 |
(Laboratory Work in Advanced Applied Electronics I−IV)
修士課程学生を対象として,電子機能システムの各分野の実験を通じて基本的な理論,考え方,専門的知
識を修得する。原則として各自の指導教官が担当する。
電子機能システム講究第一 |
前学期 |
2単位 |
各教官 |
89701 |
同 第二 |
後学期 |
〃 |
〃 |
89702 |
同 第三 |
前学期 |
〃 |
〃 |
89703 |
同 第四 |
後学期 |
〃 |
〃 |
89704 |
(Seminar in Advance Applied Electronics I−IV)
修士課程学生を対象として,各教官の研究室において専門分野のテキストや論文による輪講を行い,合わ
せて各自の論文作成のための指導・演習を行う。
電子機能システム講究第五 |
前学期 |
2単位 |
各教官 |
89801 |
同 第六 |
後学期 |
〃 |
〃 |
89802 |
同 第七 |
前学期 |
〃 |
〃 |
89803 |
同 第八 |
後学期 |
〃 |
〃 |
89804 |
同 第九 |
前学期 |
〃 |
〃 |
89805 |
同 第十 |
後学期 |
〃 |
〃 |
89806 |
(Seminar in Advance Applied Electronics V−X)
博士後期課程の学生を対象として,各教官の研究室において高度の専門的な輪講を行うとともに,各自の
研究遂行および論文作成のための指導を行う。