1. 系,学科又はコースへの所属について
系,学科又はコースへの所属と学科の所属人数
諸君は1年次においては各類に所属しているが,2年次からは各系,学科又はコースに所属することになる。系,学
科又はコースに所属するためには所定の科目を履修し,所定の単位を修得していなければならず,その必要単位は表20
に定めるとおりである。
表19 学科及びコース別所属人数
区分 |
類 |
学科及びコース |
所 属 人 数 |
区分 |
類 |
学科及びコース |
所 属 人 数 |
|
|
理
学
部 |
第
1
類 |
数物地 学 系 |
数 学 科 |
25 |
工
学
部 |
第
4
類 |
機械知能システム学科 |
40 |
|
物 理 学 科 |
54 |
||||||||
機 械 宇 宙 学 科 |
40 |
||||||||
地球惑星科学科 |
35 |
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開発システム工学科 (機械コース) |
10 |
||||||||
化学系 |
化 学 科 |
37 |
|||||||
制御システム工学科 |
43 |
||||||||
情 報 科学系 |
情 報 科 学 科 |
34 |
第
5
類 |
||||||
電 気 電 子 工 学 科 |
82 |
||||||||
工
学
部 |
第
2
類 |
金 属 工 学 科 |
33 |
||||||
情 報 工 学 科 |
102 |
||||||||
有 機 材 料 工 学 科 |
20 |
||||||||
開発システム工学科 (電気コース) |
10 |
||||||||
無 機 材 料 工 学 科 |
30 |
||||||||
第
3
類 |
化 学 工 学 科 |
|
第
6
類 |
土 木 工 学 科 |
34 |
||||
化 学 工 学 コ ー ス |
35 |
||||||||
建 築 学 科 |
45 |
||||||||
応 用 化 学 コ ー ス |
35 |
||||||||
社 会 工 学 科 |
36 |
||||||||
高 分 子 工 学 科 |
30 |
||||||||
開発システム工学科 (土木コース) |
10 |
||||||||
開発システム工学科 (化工コース) |
10 |
||||||||
生 命 理 工 学 部 |
第
7
類 |
生 命 科 学 科 |
75 |
||||||
経営システム工学科 |
36 |
||||||||
第 4 類 |
|||||||||
生 命 工 学 科 |
75 |
||||||||
機 械 科 学 科 |
52 |
(注) 工学部の化学工学科,機械科学科,電気電子工学科,土木工学科,開発システム工学科(各コース)の所属人数には,外
国人留学生の人数が含まれている。
ところで,系,学科又はコースには表19のとおり,所属人数が定められているが,実際に所属できる人数(受入数)
は,当該年度の所属有資格者の数によって増減することがある。
また,開発システム工学科の所属人数には,進学する学科又はコースの定まっている外国人留学生が含まれているの
で,この人数(最大5名)を差し引いた人数がこれら外国人留学生以外の所属人数となる。
系,学科又はコースへの所属は,学生の志望と1年次の学業成績によって決定されるので,必ずしも諸君の希望する
系,学科又はコースに所属できるとは限らない。
理学部では,2年次で系に,3年次で学科に所属する。系内では一定のルールの下で進路の変更も可能である。
系,学科又はコースへの所属にともなって,所属する学部も自動的に決定する(学習規程第16条)。
所属する系,学科又はコースは諸君の希望と1年次(前・後学期)の成績によって決定されるから,この点十分注意
して,1年次の初めから学習をおこたらないよう心がける必要がある。
所属系,学科又はコース決定の方法
(1) 志望系,学科又はコースの申告
系,学科又はコース所属については,10〜12月頃に類又は学科がオリエンテーションを行い,内容について詳細に説
明する。
志望系,学科又はコースの申告は,自身の学習成績も考え合わせながら,原則として類内の学科又はコースについて
志望順位(第1志望,第2志望,………)を決めて申告する。理学部では志望する系の申告ではなく,各学科を申告す
ることにより取り扱う。
申告は所定の用紙を用い,所定の期日に教務課教務掛(大岡山)に提出しなければならない。
(2) 系,学科又はコース所属の資格
1年次において次の単位(表20)を取得していないと,系,学科又はコースに所属することはできない。(学習規程第15条)
表20 系,学科又はコース所属に必要な単位
区 分 |
系,学科又はコース所属に必要な単位 |
文 系 基 礎 科 目 及 び 総 合 科 目 |
4単位以上 |
国 際 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 科 目 |
2外国語 6単位以上 |
理 工 系 基 礎 科 目 |
14単位以上 |
健 康 ・ ス ポ ー ツ 科 目 |
1単位以上 |
(注) 国際コミュニケーション科目6単位以上については,国際コミュニケーションI(英語)のほか,国際コミュニケーショ
ンII(ドイツ語・フランス語・ロシア語・中国語のうち一外国語)をもって満たさなければならない。
(3) 選考と決定
系,学科又はコースへの所属は,系,学科又はコースの受入数と有資格者の志望及び成績(不合格点も得点計算の対
象となりうる。)によって決定されるが,その選考方法は類によって異なり,おおよそ次のとおりである。
「1 類」
ア 理学部では2年次で系に,3年次で学科に所属する。系とは『2年次教育において共通の理念・手法を有する学
科が集まった,いわば大学科学生組織』であり,その目的は,2年次基礎専門教育(特に,基礎科目,演習・実験)
において系内各学科が協力してカリキュラムを提供することによって,学生諸君が自らの興味と資質を確認しなが
ら専門(学科)へと分化することを助けることにある。
イ 系への所属は学科への仮所属の形式で行われる,学生は仮所属する学科を志望する。各学科の仮所属受入数は,
類内の有資格者を表19に示す学科の所属人数で比例配分(比例人数)し,その105%(上限人数)の範囲内の人数
とする。
ウ 類内で仮所属を志望できる学科は,第三志望順位までとする。
エ 第一志望順位の志望者数が,比例人数までの場合はそのまま所属を決定する。
オ 上記ウ.エ.で所属が未決定の者は,表21に示すA群,B群,C群の計12授業科目の総得点により,各学科の上
限人数を超えないことを条件に志望順位を優先し,高点順に所属を決定する。
カ 上記エ.オで所属が未決定の者は,本人の希望を聞き,類主任が収容可能な学科長と相談し所属を決定する。
キ 3年次進級時に原則的に仮所属の学科に所属となる。所属変更については後述する。
(「系と学科」等については理学部の学習課程の項を参照のこと)
「2類・3類・4類・5類・6類・7類」
ア 学科又はコースの受入数は,類内の有資格者を表19に示す学科又コースの所属人数で,比例配分(比例人数)し,
その90%(下限)から110%(上限)の範囲内の人数とする。
ただし,開発システム工学科については,化工コース,機械コース,電気コース及び土木コースについて各10名を
所属人数とするが,この所属人数から外国人留学生(最大5名)を差引いた数を本実施要領に基づく所属人数とする。
更に,電気コースのA・B両課程の下限人数は,電気コースの本実施要領に基づく所属人数を等分したものの90
%に最も近い整数とし,上限人数はその110%に最も近い整数とする。
イ 学科又はコースヘ所属する人数は,下限を下回らない。
ウ 第1志望による志望者数が比例人数までの場合は,そのまま所属を決定する。
エ 第1志望による志望者数が比例人数を超過した場合は,表22から表26の類ごとに指定した授業科目の総得点によ
り,「比例人数」まで高得点順に所属を決定する。
オ 上記ウ.エで所属が未決定の者は,各学科又はコースの下限から上限までの受入数により,志望順位を優先し,
類毎に指定した授業科目の総得点の高点順に所属を決定する。
系,学科又はコース所属に必要な単位を1年次において修得できなかった者は,翌年度改めて不足単位を修得しなけ
ればならない。この場合,2年次の授業科目中から履修可能なものを修得するのがよい。
所属類以外の系,学科又はコース進学
所属類以外の系,学科又はコースに進学することは容易ではないが,やむを得ずそれを希望する場合は,次により取
り扱う。
(1) 系,学科又はコース所属の資格を満たしていること。
(2) 志望することができる系,学科又はコースは1学科等とする。
(3) 所属している類から転出することができる人数は,転出する類の有資格者の5%以内とし,表27に示すA群,B
群,C群の12授業科目の合計得点(共通得点)の成績順位の高得点順に選考する。
(4) 他類の系,学科又はコースに転入することができる人数は,共通得点の成績順位が志望する系,学科又はコース
に属する類の有資格者の上位1/2以内で,かつ,志望する系,学科又はコースが定める表28の受入数以内とし,共
通得点の高得点順に選考のうえ決定する。
なお,所属類以外の系,学科又はコース進学を希望する場合には,申告前に所属類主任のガイダンスを受け,承
認を得ることが必要である。
もし,平成17年4月に系,学科所属ができなかった場合は,決定方法の制度が変更されることもあるので,留意
すること。
所属系,学科又はコースの変更
所属系,学科又はコースの変更は,希望する系,学科又はコースの所属人数に余裕のある場合には,許可することが
ある。変更希望者は早目に(前の学期中に)関係両学科長を経て学部長に願い出る必要がある。学期途中での変更は原
則として許可されない。(学習規程第17条)
理学部では2年次で系,3年次で学科に所属することにより,学生諸君の主体性に基づく進路変更を行い易くしてい
る。系の間での所属変更は前項のように扱われるが,系内での所属変更については各年次で方法が定められている。詳
細は理学部の学習課程の項を参照されたい。