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河野行雄准教授が丸文学術賞受賞

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2013.01.30

量子ナノエレクトロニクス研究センターの河野行雄准教授が丸文学術賞を受賞しました。

丸文学術賞は、科学技術の進歩ならびに次世代の産業創出に資する創造的産業技術の向上に対して最も貢献が期待される顕著な研究業績、将来的に貢献が期待される研究業績、または成果を挙げつつある研究を表彰するもので、日本国内の大学または公的研究機関に属し、満40歳以下の国内若手研究者を対象としています。授賞式は、平成25年3月6日(水)に霞会館で行われる予定です。

河野准教授

研究題目
半導体・カーボンのナノ構造を用いたテラヘルツ波画像技術の開発と応用に関する研究

受賞理由
テラヘルツ電磁波技術は、基礎科学から実用的応用に至る幅広い分野にわたって必須とされている。ところが、この帯域は光と電波の間に挟まれているため、発展途上にとどまっており、現代光科学・技術の非常に重要な研究課題になっている。河野行雄氏は、半導体量子構造やカーボンナノ材料(カーボンナノチューブ、グラフェン)を用いて、従来よりも格段に高い性能を持つテラヘルツ検出・ イメージングを開発することに成功した。さらに、この技術を用いて半導体、グラフェン、高分子などの物質・デバイスの特性を探究する研究を展開した。

今回の受賞をうけ、河野教授は次のようにコメントしています。

テラヘルツ電磁波は、物理、化学、生物、工学、医学の垣根を超えて研究を展開できる、ダイナミックな分野です。新しい物質・材料の発見や計測手法の開拓が、この研究分野の発展に貢献しています。この興味深い領域において、「新しい発想」と「極限計測」にこだわりを持って研究をし続けてきました。今回このような栄誉ある賞を頂けたことを大変光栄に感じるとともに、今後も新規分野を立ち上げる意気込みで研究に邁進したいと思っております。

カーボンナノチューブ/半導体2次元電子ガス複合構造

ワンチップ構造による近接場テラヘルツイメージング

 

丸文財団 ⇒ http://www.marubun-zaidan.jp/winner.shtml

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