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伊賀健一前学長がフランクリン学術賞・バウワー賞(科学部門)を受賞、授賞式に出席

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公開日:2013.05.10

伊賀健一東工大前学長・名誉教授が、「面発光レーザの発案と光エレクトロニクスへの広範な応用への研究」の業績に対して、世界的学術賞であるフランクリン学術賞の最高賞2013年度バウワー賞(科学部門)を受賞しました。

2013年4月25日(日)に米国・フィラデルフィアにて授賞式が行われました。受賞者の伊賀名誉教授夫妻を囲み、三島良直学長、末松安晴元学長・名誉教授夫妻、飯塚久夫前理事・副学長はじめ本学関係者が参列し、伊賀名誉教授の栄誉を祝福しました。

フランクリン財団のあるフィラデルフィアでは、4月25日前後の受賞記念週間には様々な関連行事が催されました。
伊賀名誉教授は、4月24日にドレクセル大学で開催された「記念シンポジウム」では、光通信の歴史、面発光レーザの発案と応用、光エレクトロニクスの将来などについて講演し、別の日には同大で半導体レーザに関する記念技術セミナーを行いました。また、「Laureate Laboratory」と題した受賞者の研究紹介では、レーザ、LED、面発光レーザの応用例のデモを行い、受賞者と150名の地元の高校生との対話集会に参加するなど精力的に過ごしました。

受賞を受けて伊賀名誉教授は以下のように述べています。

「私の研究は、末松安晴名誉教授が始めた光通信の学流の中で、小山二三夫教授はじめ多くの同僚、学生諸君、研究員の皆さんとともに行ってきたものです。光エレクトロニクスのさらなる展開を目指している現役の研究者のみなさんに、本賞が励みとなれば幸いです。また、今回の授賞式に三島学長をはじめ多くの東工大関係者にご参列いただきました。これは蔵前工業会のご尽力によるもので、授賞式のパンフレットには、東工大の紹介が掲載されるとともに、東工大全学同窓会である蔵前工業会がPatronとして名を連ねました。全米に東工大を知っていただく良い機会になったことをうれしく思うとともに、関係者の皆様のご協力に深く感謝申し上げます。」

【フランクリン財団とは】

Benjamin Franklinは凧を用いて雷が電気であることを発見した物理学者で、The Franklin Instituteはフランクリンを記念し、科学・技術の啓発・普及を目的として1824年に創設された非営利の学術財団で、米国・フィラデルフィア市に本部を置いています。

【The Bower Awardとは】

フランクリン学術賞(Franklin Awards)には下記の2種類があり、最も伝統のある世界的な学術賞です。

・ バウワー賞(The Bower Award):科学、経営の2部門
・ フランクリン賞(Benjamin Franklin Medal):物理、化学、生命科学、工学、計算機・認知科学の5部門

The Bower Awardは、1990年にフィラデルフィア市の化学者である Henry Bower氏の寄附により創設された賞です。伊賀名誉教授が受賞したバウワー賞(科学部門)の過去の受賞者のリストにはノーベル賞受賞者(Paul C. Lauterbur)を含む著名な研究者が名前を連ねています。日本人では、金出武雄教授(カーネギーメロン大)に次ぐ二人目ですが、日本在住としては初の受賞です。

詳しくはこちら ⇒ フランクリン財団Webサイト

メダルを授与される伊賀名誉教授
(Photo by "New Communications, Inc.")

公開ラボにて面発光レーザの応用例を説明

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