東工大ニュース
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iGEM(The International Genetically Engineered Machine Competition)は国際的な合成生物学の大会で、学部生主体のチームがBioBrickと呼ばれる規格化された遺伝子パーツを組み合わせることにより、新しい生命システムの設計・構築 を行い、その成果をプレゼンテーションして審査されます。本年度は10月4〜6日にアジア地区大会、11月1〜4日に世界大会が開催され、マサチューセッツ工科大学、インペリアルカレッジ・ロンドン、清華大学など世界各国から204チームが参加し、8つの部門に分かれ競い合いました。
本年度の東工大チームは、バイオクリエーティブデザインIIの講義を受講する生命理工学部の学生13名、工学部の学生1名で構成されました。合成生物学の重要性を社会に発信するために、忍者を題材にした遺伝子ネットワークのプログラミングと、植物ホルモンの生産を目標とし、シミュレーションでの検証も行いました。この結果、本学チームは香港中文大学にて行われたアジア地区大会を金メダルの獲得とともに見事突破しました。さらにマサチューセッツ工科大学で行われた世界大会では、8つの部門のひとつであるInformation Processing部門において最優秀賞 を昨年に続いて獲得しました。
東工大チームがInformation Processing部門の最優秀賞を獲得したのは、2010年大会以来3度目です。日本で最優秀部門賞を受賞している大学は昨年以前も含め他になく、本学学生の総合力の高さが世界に評価された結果であると考えられます。また、東工大は金賞連続受賞の世界記録を7年に延長しています。この連続記録を持つチームは全204チーム中、東工大、カルフォルニア大バークレー校、エジンバラ大、フライブルグ大の4校のみです。最優秀賞を3回以上、金賞連続受賞世界記録を併せ持つ大学は東工大のみです。
株式会社医学生物学研究所(MBL)- Integrated DNA Technologies(IDT)
株式会社池田理化
コスモ・バイオ
プロメガ株式会社-株式会社リバネス
グローバル人材育成推進事業
東京工業大学基金
相澤基金
バイオ創造設計室
本房文雄氏
小野功氏
(順不同)
受賞後の東京工業大学チーム・11月4日・マサチューセッツ工科大学にて