研究

東工大ニュース

シーラカンス5頭の全ゲノム配列の解読に成功 -脊椎動物の陸上化に関わる分子メカニズム解明に向けた重要な一歩-

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2013.07.23

要約

要 点

  • 現存する2種のシーラカンスの全ゲノム配列解読は世界初
  • シーラカンスのDNAの進化速度が極めて遅い事が判明
  • シーラカンスゲノム中にはすでに陸上化に関わる遺伝子が存在

概要

生きた化石と呼ばれている希少種シーラカンスの全ゲノム配列(約27億塩基対)の決定に、東京工業大学、国立遺伝学研究所、東京大学などの研究チームが成功しました。

今回、研究チームは、タンザニア産3頭、コモロ産とインドネシア産のそれぞれ1頭のシーラカンス(現存する全2種を網羅)について全ゲノム配列を決定し、大規模な比較ゲノム解析を実施しました。特に、四肢形成や嗅覚に関連する遺伝子について詳しく調べたところ、シーラカンスは水中で生息する魚類であるにも関わらず、そのゲノム中には陸生の四足動物(カエルや哺乳類など)に特徴的な遺伝子がすでに数多く存在していることが明らかになりました。

研究の内容,背景,意義,今後の展開等

本件に関するお問い合せ先
二階堂 雅人
大学院生命理工学研究科 生体システム専攻 助教
電話: 045-924-5744   FAX: 045-924-5744
E-mail: mnikaido@bio.titech.ac.jp

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