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「3類 新入生セミナー」開催報告

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公開日:2014.04.16

東工大では毎年、新入生を対象に、類ごとのセミナーを実施しています。
このうち、3類の新入生セミナーは、例年化学関係の工場・研究所などへの日帰り見学会を催しています。今年も2ヶ所の工場見学を実施しました。3類新入生は114名で、これに引率の教員、引率補助学生が加わった一行は、4月4日に4台のバスに分乗して、大岡山を発ちアクアラインを超えて木更津方面に向かいました。

出光興産千葉工場
出光興産千葉工場

最初の見学先は出光興産千葉工場(千葉県市原市)です。ここには本学3類出身の先輩社員が多く在籍しており、案内役も務めていただきました。
まず、講堂にて出光興産千葉工場と千葉コンビナートの概要の説明がありました。世界有数の規模のこのコンビナートは、原油を原料に多数の製品を製造しており、その様性と規模の大きさに圧倒されました。続いてバスに乗車し、先輩社員の解説により、工場内の見学ツアーを実施しました。おおもとの原料である原油を分離精製する常圧蒸留塔にはじまり、流動接触分解装置、脱硫装置群、ナフサを分解してエチレンなどをつくるエチレン装置など、典型的な石油精製工程を順に見学しました。

その後、石油化学工場地帯に移動し、各種炭化水素からポリエチレン、ポリプロピレン、潤滑油など典型的な石油化学製品の製造プラント群が紹介されました。このような、原料から製品への複雑かつ大規模な製造工程を一度に概観できる機会は貴重であり、参加学生も化学系のものづくりの実際に接して大いに啓発されました。全行程2時間の見学でした。

実験の様子 実験の様子

次いで、アクアライン隣接の東京ガスLNG(液化天然ガス)基地(袖ヶ浦工場、千葉県袖ヶ浦市)を見学しました。ここは海外からタンカーでLNGを受け入れ、都市ガスや発電所燃料として供給している、これもまた世界最大級の施設です。巨大なLNGタンク群は壮観です。また、幸いにも桟橋にLNGタンカーが停泊中で、受け入れを目の当たりにすることができました。講堂ではこのLNG基地の解説がおこなわれ、その後実際のLNGを使った実演が担当者から紹介されました。冷却されたLNGによる花やゴムボールの冷凍実験がおこなわれ、実際のLNGについての認識が深まりました。

工場見学修了後は午後5時過ぎに大岡山に帰着し、生協第一食堂にて恒例の歓迎懇談会を催しました。引率した教員に加え、多くの教員が各学科から参加し、各教員から一言ずつお祝いと大学生活にあたっての助言がありました。各教員からの励ましの言葉は、新入生の今後の糧となることでしょう。また、いろいろな専門を持つ教授・准教授が多数いることを知り、専門科目の学習の意欲がわいたはずです。懇談会終了後も、会場でクラス毎の懇談は続き、クラス内交流を深める上でも充実した1日となりました。

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