東工大ニュース
東工大ニュース
大学院理工学研究科電子物理工学専攻の小寺哲夫准教授が第27回安藤博記念学術奨励賞を受賞しました。
小寺哲夫准教授
安藤博記念学術奨励賞は、電子工学の基礎を築いた発明家安藤博の研究ならびに発明の功績を記念し、エレクトロニクスと電子産業の育成と発展に寄与することを目的とした賞です。
エレクトロニクス分野において、独創的・萌芽的な研究活動を行っている若手研究者に与えられます。
受賞テーマ:
半導体ナノ構造を利用した量子情報デバイスの研究
今回の受賞を受けて小寺准教授は
次のようにコメントしています。
「半導体量子ナノ構造中のスピンを情報の担い手として用いる量子情報デバイスの創製と物理の解明を目指して研究を行ってきました。電子デバイスの高性能化と低消費電力化を両立させる技術や、超高速計算機として注目されている量子コンピュータの要素技術になると期待されています。
今回、光栄な賞を頂けたことを大変有り難く思います。これまでご指導頂いた先生方や、共同研究者の皆様、研究室のメンバーに大変感謝致しております。エレクトロニクスと電子産業の発展に貢献できるよう、今後より一層研究に邁進してまいりたいと思います。」