東工大ニュース
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2016年4月からスタートする東工大の新しい教育システム「東工大教育改革」の検討状況について、三島良直学長、丸山俊夫理事・副学長(教育・国際担当)が、報道関係者に向けて発表しました。2013年10月に続き、2回目の記者発表です。
今回の記者発表で三島学長は、学部組織3学部23学科、大学院組織6研究科45専攻で構成されている現在の組織を刷新し、学部と大学院を統一した6学院17系で構成される「学院」を設置することを発表しました。これは日本の大学では初めての取り組みです。
学院で一貫教育することにより、学士課程と修士課程、修士課程と博士課程の教育カリキュラムが統合されます(それぞれの課程ごとに学位は授与されます)。学生は入学から大学院修了までの出口を見通すことができ、自らの興味や関心に基づいて多様な選択や調整が可能になると考えています。
そのほか、専門分野ごとに新たに設計するカリキュラムや英語での大学院専門教育、教養教育の充実など、新しい教育内容を紹介しました。また、これらの新しい教育を実施するに当たり、クォーター制や達成度評価を導入するなど教育環境や教育支援体制の整備についても、現在の検討状況を説明しました。
東工大は世界トップ10に入るリサーチユニバーシティを目指し、日々教育研究を推進しています。世界トップスクールとしての教育システムを整備し、東工大教育が目指す「卓越した専門性とリーダーシップを併せもつ理工系人材」を輩出するため、引き続き教育改革に真摯に取り組んでまいります。
今後とも東工大教育改革にご注目ください。
内容の詳細は、プレゼンテーションデータのPDFをご確認ください。
教育改革に関して多くの質問をいただいています。よくある質問と回答のPDFを用意しましたのでご確認ください。(2014年7月11日公開)