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国際交流プログラム「5th ASCENT」開催報告

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2014年3月、東工大に拠点を置く学生団体「国際交流学生会SAGE」により「第5回アジア理工系学生連携促進プログラム 5th ASCENT」が開催されました。

ASCENTとは何か

ASCENTは、東工大生の国際交流の促進、日本や東南アジアの理工系学生たちとの持続的ネットワークの構築などを目的とし、毎年3月に東京で開催されています。

毎回、プログラム全体を通して学習するテーマを選定し、関連した研究室見学・特別講義・企業・研究所見学などを通して、現在の東南アジアでの問題や、現地で適用されうる日本の技術などについての学習を行い、ディスカッション・最終発表を行っています。また、学術分野をプログラムの中心に据えながらも、文化交流会・鎌倉観光・フェアウェルパーティなどを通して学生間の交流を促進し、より強固な学生間ネットワークの構築を目指しています。

5th ASCENTの開催

2014年3月14日~23日に行われた今回の5th ASCENTでは、テーマを「都市とは ~発展に伴う問題~」と設定し、特に、めまぐるしい経済発展に付随する「廃棄物問題」「交通問題」という2つの視点から、都市問題を考察しました。見学や講義を通して学んだことを、各国の都市が抱える実際の課題にどのように適用することができるのか、各国の視点からディスカッションが行われました。その後、集大成として各グループの考えた「理想的な都市」に関する発表が行われました。

スケジュール

3/14
到着日、歓迎会
3/15
開会式、文化交流会、事前学習発表
3/16
講演会、ディスカッション
3/17
企業見学 1
3/18
企業見学 2
3/19
特別講義、企業見学発表、ディスカッション、研究室見学
3/20
研究室見学、ディスカッション
3/21
ディスカッション、最終発表会、交流会
3/22
観光、Farewell Party
3/23
出国日

歓迎会

到着日の夜、海外学生の歓迎会がホテル近くのレストランで行われました。料理を楽しみながら自己紹介をするなど、これから10日間にわたってともに学習するメンバーとの、最初のコミュニケーションの場となりました。

企業見学

プログラムの一環として、2日間にわたって4つの研究所や企業の見学をしました。5th ASCENTでは、廃棄物と交通という点から都市問題の解決に貢献する、国立環境研究所、土木研究所、鉄道総合技術研究所、芝浦水再生センターの4施設を訪問し、都市の抱える問題に密着した研究や技術の適用プロセスを実際に見学する、良い機会となりました。

特別講義・企業見学発表

東工大で社会学を専門とするTom Hope准教授による、魅力的で伝わりやすいプレゼンテーションの方法やテクニックについての講義を受けました。また、その内容を活かし「企業見学で得たもの」というテーマの下、参加者は数人のグループに分かれてプレゼンテーションを行いました。

研究室見学

企業見学と同様、廃棄物や交通の問題に取り組む、本学の合計7つの研究室見学を行いました。参加者たちは、日本をリードする研究室を訪れることで、実際に研究で使われる設備を見る、研究者・技術者と直接質疑応答するなど、貴重な経験をすることができました。

ディスカッション・最終発表会・交流会

ASCENTではディスカッションの時間を設け、見学や講演を通して知識を得るのみではなく、参加者同士で議論を行い、理解を深めることができます。8日目にはASCENTの集大成として、参加者が4つのグループに分かれ、最終報告を行いました。内容は、今回の見学やディスカッションを通して得た知見から、「理想的な都市を想像する」というテーマに沿ったプレゼンテーションで、グループごとに色のある魅力的な発表となりました。

また、そのあとに開かれた東工大生との交流会では、日本との文化の違いや現地の都市問題に関する企業や政府の取り組み、さらには最終発表での工夫などについて、食事をしながら会話を楽しんでいました。

文化交流会

文化交流会では、日本・タイ・インドネシアの学生がそれぞれ用意した文化交流の発表を行いました。例えば東工大生は日本の伝統的な踊り「ソーラン節」を披露したり、タイとインドネシアからの学生は自国でよく知られている遊びを参加者全員で行ったりなど、今まで知らなかった相手国の文化に触れました。

観光

参加者間の仲をさらに深めるため、最終発表会の翌日に鎌倉を訪問しました。歴史的な寺院を訪問し、日本の文化を興味深そうに見学していました。また、和菓子を楽しんだり、お土産を買ったりし、楽しく充実した1日を過ごしていました。

6th ASCENT構想

SAGEは、2015年3月に6th ASCENTを企画しています。6th ASCENTでは「未来につながるエネルギー」をテーマに設定し、エネルギーの現状や課題に様々な方面からアプローチができるプログラムになります。より柔軟で技術面に偏りすぎない、視野の広いディスカッションを実現するため、エネルギーに関連した研究を行う学生のみならず、関連の薄い学科・専攻の学生の参加も歓迎します。

アジア内の大学に属する学士・修士・博士課程の学生であれば応募可能です。参加申し込みの開始は秋ごろを予定していますが、SAGEのウェブサイトやTwitter・Facebook・メールマガジンを通して、最新の情報を手に入れることができます。是非、下記問い合わせよりSAGEの詳しい活動をご覧ください。ASCENTでの貴重な経験が、理工系学生間のネットワークを構築するだけでなく、国際意識の醸成、各種留学プログラム、さらには海外でのボランティアやインターンシップなどに向けた最初の一歩となることを期待しています。

国際交流プログラム「5th ASCENT」に参加した学生・教職員

国際交流プログラム「5th ASCENT」に参加した学生・教職員

お問い合わせ先
SAGE代表 平本嶺王
Email: sage.tokyo.tech@gmail.com

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