東工大ニュース

第4回 原子力基礎教育シリーズ・セミナー 開催報告

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公開日:2014.10.01

このセミナーは、大学生・高専生を主な対象としたTVセミナーで、地球環境や原子力のことをわかりやすく学べます。原子力関係以外の分野を学ぶ学生でも、原子力の基礎を学べるように、TV遠隔システムを利用して全国16大学が協力して実施しています。

今回は第4回目で、9月2日に、大阪大学の講義が全国の拠点会場へ配信されました。東工大に加えて北海道大学、八戸工業大学、長岡技術科学大学、茨城大学、山梨大学、東京理科大学、湘南工科大学、東海大学、名古屋大学、金沢大学、京都大学、福井大学、大阪大学、近畿大学、岡山大学、九州大学等から、98名の学生が参加しました。講義テーマは「放射線と医療工学」で、以下のような内容でした。

1.
病気を学ぶ
2.
放射線診断・治療を知る
3.
最新がん治療法、ホウ素中性子捕捉療法を理解する
4.
先端レーザー光をがん診断・治療に橋渡す

大阪大学の歴史ある医学系研究科と工学研究科の連携による、最新のがん診断や治療法についての講義で、分かり易く大変説得力のある内容でした。
受講生からは、「理工系ではあまり触れない医療の知識を学べた。」「放射線利用が医療分野でこれほど進んで実用化されていることを具体的に知ることができた。」「中性子を利用して行うがん治療で日本が世界をリードしているのに感動した。」等の感想が寄せられました。

なお、次回のセミナーは、11月20日に「原子力施設耐災化と放射性廃棄物」について岡山大学からの講義です。

東工大での受講風景(北2号館6階会議室にて)

東工大での受講風景(北2号館6階会議室にて)

今回は女性の参加者も多かった(金沢大学にて)

今回は女性の参加者も多かった(金沢大学にて)

北海道から九州まで全国16拠点で同時に講義が受けられる

北海道から九州まで全国16拠点で同時に講義が受けられる

お問い合わせ先
原子炉工学研究所 大学連合人材育成事務局
Tel: 03-5734-2188
Email: g-dojo@nr.titech.ac.jp

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