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本学学生がエッジコンペ2015優勝

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公開日:2015.02.27

本学学生3名を含むチームが、エッジ イノベーション チャレンジ コンペティション2015(EDGE INNOVATION CHALLENGE COMPETITION 2015:エッジコンペ)に参加し、優勝しました。

メンバー

全員が、博士課程教育リーディングプログラムouterに採択された、それぞれの大学が実施するプログラムに所属する学生です。

氏名
所属
学年
リーディングプログラム
辻理絵子さん
東京工業大学大学院理工学研究科
国際開発工学専攻
博士後期課程1年
グローバルリーダー教育院
安田翔也さん
東京工業大学大学院総合理工学研究科
知能システム科学専攻
修士課程2年
情報生命博士教育院
水口佳紀さん
東京工業大学大学院生命理工学研究科
生命情報専攻
修士課程2年
情報生命博士教育院
下島洋さん
早稲田大学理工学術院先進理工学研究科
先進理工学専攻
修士課程2年
リーディング理工学博士プログラム
橋香奈さん
東京大学大学院医学系研究科
病因・病理学専攻
博士後期課程2年
ライフイノベーションを先導するリーダー養成プログラム

エッジコンペとは

文部科学省EDGEプログラム(EDGE:Enhancing Development of Global Entrepreneur)主催によるアイデアコンペです。EDGEプログラムは、日本におけるイノベーション創出を担う人材育成を目的とした取り組みで、現在、全国13の大学が実施しており、東工大にも設置されています。

本コンペティションは、「科学技術視点」と「人間視点」の2つの視点を持つアイデア創出が求められます。特徴は2つあり、1つは、評価されるポイントに、アイデアそのものの良さもさることながら、アイデア創出のプロセスとアイデア実行へ向けた今後の実行計画も含まれる、という点にあります。もう1つは、本コンペで競い合うアイデアのテーマが発表されるキックオフ ワークショップから、わずか2週間でアイデアを練らなければならない点です。つまり、2週間という限られた時間をいかに効率的に使い本質へ近付くか、チームの戦略も問われます。

参加チームは、書類選考により約250名の中から選ばれた13チームで、参加者構成は、社会人が約9割・学生1割という構成です。 1月24日のキックオフ ワークショップで発表されたテーマは「働く母親と子供の、より良いコミュニケーションに向けて」で、2月8日に行われる発表会に向けて、各チーム新しい製品・サービスのアイデアを練り上げました。

優勝アイデア

OYAKonnectがある未来とない未来で生活がどう変わるのかプレゼン中
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優勝アイデアは、「OYAKonnect」という情報提供サービスです。具体的には、我が子の保育園での発話から分析した興味・友達マップと保育園での写真、先生からのコメントをママに配信します。このOYAKonnectを見ることで、時間が限られたママでも、手軽に我が子の興味や遊びをお友達との社会関係を絡めて知ることができます。これにより子供との会話の幅を広げ、コミュニケーションを深めることができるシステムです。

優勝チームの代表 辻理絵子さんは以下のようにコメントしています。

今回、数あるチームから我々が優勝できたこと本当に嬉しく思います。このアイデア創出には多くの方のご協力を賜りました。改めて感謝申し上げます。我々チームの発想は、メンバー誰一人として子どもを育てた経験がない学生だからこそ新しいアイデアが生み出せるとの考えに基づき、あえて人間視点から出発するのではなく、科学技術視点から出発しました。初めにメンバーの専門分野や最近話題の技術をリストアップし、そこから技術同志の融合ができないか話し合いを重ねました。そこでできたアイデアを、人間視点でも有用なものとするために、ユーザインタビューを複数ステップ繰り返し改善していくことで、科学技術視点・人間視点の2つを合わせ持つアイデアを創出できたと思っています。チームでは、本アイデアについて今後の方向性を検討していますので、この報告をご覧の方でご興味があれば、以下の問い合わせ先までご連絡ください。

チームメンバー(左から辻さん、水口さん、下島さん、安田さん、橋さん)
チームメンバー(左から辻さん、水口さん、下島さん、安田さん、橋さん)

お問い合わせ先

大学院理工学研究科国際開発工学専攻
辻理絵子
Email : tsuji.r.aa@m.titech.ac.jp

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