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若井史博 応用セラミックス研究所長 就任挨拶

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2015年4月1日付で就任した、若井史博 応用セラミックス研究所長からの挨拶をご紹介します。

ごあいさつ

若井史博

若井史博

伊藤満前所長の後任として、本年4月から応用セラミックス研究所長を仰せつかりました。よろしくお願いします。

応用セラミックス研究所(応セラ研)の歴史は、建築材料研究所(1934年設立)と窯業研究所(1943年設立)の工業材料研究所への統合(1958年)、全国共同利用型附置研究所としての応用セラミックス研究所への改組(1996年)、共同利用・共同研究拠点、先端無機材料研究拠点としての認定(2009年)を経て現在につながっています。すなわち、本研究所における研究は、常識的なセラミックス分野に留まらず、それを超えた先端無機材料と建築構造に関わる基礎から応用まで多様な分野に広がっています。本研究所における応用とは、物理と化学の原理から出発して社会に役立つ材料、技術を生み出し、実用化につなげることを目指す研究・開発の立場をいいます。

東京工業大学は世界トップ10に入るリサーチユニバーシティを目指して研究改革を進めようとしており、国際的な研究活動の展開、新たな研究分野を開拓していくための柔軟な研究体制の構築、研究機能を高めるための環境整備、が求められています。応セラ研は電子、光、磁性などの新機能性酸化物、鉄系高温超電導体、新規触媒材料など大きな応用に結び付く画期的な成果を次々に生み出しています。また、応セラ研は共同利用・共同研究拠点として、大学の枠を超えた全国の関連分野の研究者コミュニティとの共同研究、さらには国際共同研究のハブとしての機能を果たし、この研究分野の学術発展を先導してきました。建築物理研究センターでは地震災害に直面する我が国において、安全・安心で、かつ高い持続性をもつ都市や社会の実現を目指して、材料、部材、建築構造について研究しています。柔軟な研究組織として設立され、安全で安心な社会の構築という社会的価値を志向した材料研究を推進してきたセキュアマテリアル研究センターは本年度末で時限を迎えます。センターは新しい研究分野に研究者を結集する頭脳流動のハブとしての機能を担っています。電子・原子から始まり、部材、建築構造にいたる広範な研究を俯瞰する方法論を追及します。そのためにも次の10年を見据えて新たな研究分野を開拓する次期センターの準備を進めます。

大学の附置研究所の立場は大きな時代の中で変化していきますが、共同利用・共同研究拠点である応用セラミックス研究所は全国に、また、世界に開かれた研究所として、この分野の一層の学術発展に貢献するよう努力していく所存です。

学内、学外の皆様方のご支援、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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