東工大ニュース

東工大レクチャーシアター竣工

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公開日:2015.05.12

東工大では現在、2016年4月スタートに向けて、教育システムの抜本的な改革を進めています。そのための新しい教育環境整備の一環として、大岡山キャンパス西5号館3階W531講義室を「東工大レクチャーシアター」に改修し、4月3日にお披露目会を開催しました。

レクチャーシアター外観

「東工大レクチャーシアター」では、本学最先端研究者並びに国内外から最先端の研究者やノーベル賞級の発見・発明者を講師として招き、主に初年次の学生を対象に、創造的討論や実験の実演を伴った講義を開講します。

学生が、科学・技術の最先端を体感し、奥深さ、楽しさを再発見することにより、理工系の専門を学ぶ動機を得て、夢を膨らませるための環境です。

オペレーター室
照明による空間演出

設計コンセプト

最先端研究の実験講義を実現するため、従来の講義室とはまったく異なるレクチャーシアターを整備するという方針のもと、本改修設計においては、魅せられる講義、臨場感のある演出が実現できるよう、下記の項目を考慮し、計画を行いました。

空間

空間

既存の限られた構造空間の中で、階段座席の傾斜を急勾配にして、演台を取り囲む配置にすることにより、どの席へも臨場感の伝わる平面及び断面計画としました。

演台

演台

講師が講義・実験を行う場所は、段差の無いフラットな床を広くとり、スクリーン2枚、電子黒板1台、を配備し、前面の壁は全て黒板塗装を施して、多様なプレゼンテーションに対応できるように工夫しました。

座席

座席

固定座席は劇場仕様のシートを用いて、快適な座り心地を追及しながらも必要座席数を確保し、シンプルで自由なスタイルで聴講ができると共に、講義ノートが取れる収納型机を各座席に配備しました。

オペレーター室

レクチャーシアター内の照明や音響設備等の調整を、講義を邪魔せずに一貫して行えるようにオペレーター室を設けました。

照明による空間演出

照明パターンを多数用意し、多様な講義・実験スタイルに合わせて最適な照明演出ができるように工夫しました。

東工大教育改革

2016年4月、東工大の教育が変わります。現在推進中の教育改革の骨子と進捗をまとめた特設ページをオープンしました。

東工大教育改革

6月8日09:00 文中の表現に一部誤りがありましたので、修正しました。
6月11日14:00 本文中に誤字がありましたので、修正しました。

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