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キャリアセミナー「ITエンジニアが語る開発現場」開催報告

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東京工業大学 情報生命士教育院(ACLS)では、産業界で活躍する博士号取得者によるキャリアセミナーを、定期的に開催しています。

情報生命博士教育院」は、生命科学と情報科学の複合領域でグローバルに活躍するリーダー人材の養成を目指して、東京工業大学内に新たに設置された教育組織です。大学院生命理工学研究科、総合理工学研究科、情報理工学研究科の教員が密接に協力して、学際的な教育プログラムを実施しています。
講師のサイボウズ長谷川氏

講師のサイボウズ長谷川氏

「第6回ACLSグローバルキャリアセミナー」は、「ITエンジニアが語る開発現場」をテーマとして、5月1日に本学大岡山キャンパスで開催されました。講師は、サイボウズ株式会社 グローバル開発本部に勤める長谷川淳氏です。グループウェア国内シェアNo.1のサイボウズは、企業間の商取引のための業務アプリケーションを、パッケージ製品から自社クラウドサービスまで展開しています。また、サイボウズは博士号取得者向けの採用を行っているユニークな会社です。

長谷川氏は、2008年3月東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻にて博士号取得しました。その後、同大学院の助教、独立行政法人科学技術振興機構の研究員を経て、2011年4月にサイボウズ株式会社に入社しました。入社後は、プログラマーとしてクラウドサービスのkintoneの開発に従事し、現在もエンジニアとして活躍されています。

セミナーでは、IT業界の最近の動向、ご自身の会社での業務を説明された後に、IT業界で活躍するために求められるスキルや資質、博士号取得者に期待されることなどについて語っていただきました。特に印象的だったのは次の点でした。

  • 技術はあった方が良いが、必須ではない(何らかの言語と情報科学の素養があれば、後は業務の中で覚えることができる)。
  • 研究をそのまま活かすのはなかなか難しい。
  • 博士号取得者の中には専門に囚われ、新しい知識の吸収が遅い人がいるが、そのような人が民間企業で活躍することは難しい。

フロアを交えてのディスカッションも大変盛況でした。今後もACLSではキャリアセミナーを定期的に開催しますので、ぜひご参加ください。

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