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「日中大学図書館フォーラム2015」開催報告

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公開日:2015.08.17

東工大附属図書館は、6月30日に「日中大学図書館フォーラム2015」を開催しました。公益財団法人 日本科学協会との共催により、本学卒業生の陳進氏(上海交通大学図書館長)を団長とする「中国大学図書館担当者訪日団2015」(図書館長・副館長等35名)を迎え、企画・実施されたものです。

開会にあたり、丸山俊夫 理事・副学長(教育・国際担当)と、大島美恵子 日本科学協会会長から、挨拶及び開催趣旨説明がありました。その後、フォーラムのテーマである「大学図書館の変遷と発展」について、日中双方の図書館長・副館長、図書館情報学研究者による2本の基調講演と4本の講演(いずれも日中同時通訳)、そして総合討論が行われました。

丸山理事・副学長

丸山理事・副学長

大島日本科学協会会長

大島日本科学協会会長

竹内副学長・附属図書館長(千葉大学)

竹内副学長・附属図書館長(千葉大学)

基調講演では、竹内比呂也 千葉大学副学長・附属図書館長が、大学図書館が学習をどのようにサポートするかにフォーカスを当て、北米や日本の状況を紹介しながら、大学のミッションから図書館のミッションを考える必要性を述べられました。千葉大学「アカデミック・リンク」での実践も紹介され、施設整備はスタートであり、そこからの学習環境整備の重要性を強調されました。

陳図書館長(上海交通大学)

陳図書館長(上海交通大学)

陳進 上海交通大学図書館長は、中国の大学のイノベーションの方向性やビジョンから、大学図書館の改革における発展プロセスやチャレンジについて提示され、改革に向けての方法論や実践について紹介されました。図書館サービスの質を高め、イノベーションを繰り返す大きな変化の中で発展を続けることが可能となる、と述べられました。

講演では、日本側からは、呑海沙織 筑波大学図書館情報メディア系准教授が、ラーニング・コモンズの現状と課題、学生スタッフを活用した課題解決とその意義について解説されました。そして高橋栄一 附属図書館長から、日本の研究大学における学術情報基盤である電子ジャーナルの現状と課題について話しました。中国側からは、別立謙 北京大学副図書館長が、北京大学や中国における高等教育機関の図書館の動向、現在進められている北京大学図書館の5年間に及ぶ行動計画の概要を説明されました。講演の最後は、楊海天 大連理工大学図書館長が、今回の訪日団を招聘した日本科学協会が行っている図書寄贈の概要と今後の提案について話されました。

呑海准教授(筑波大学)

呑海准教授(筑波大学)

別立副図書館長(北京大学)

別副図書館長(北京大学)

高橋附属図書館長

高橋附属図書館長

楊図書館長(大連理工大学)

楊図書館長(大連理工大学)

日中双方から、関係者含めて約80名の参加者があり、総合討論では、中国側の参加者を中心に多数の質問と意見が出され、予定時間を過ぎるほどで、日本の大学図書館運営に高い関心が伺えました。

質疑応答
質疑応答

質疑応答

三島学長

三島学長

終了後の懇親会には、東工大から三島良直 学長、丸山俊夫 理事・副学長、史蹟 教授、陳団長の東工大在学時の恩師である萩原一郎 名誉教授や学友も参加し、参加者との交流を深めるだけでなく、旧交も温められた一日となりました。

なお、開催にあたり、「中国大学図書館担当者訪日団2015」の陳団長ほか6名の方々が、訪日団を代表して、丸山理事・副学長を表敬訪問しました。

陳団長(左)と丸山理事・副学長(右)
陳団長(左)と丸山理事・副学長(右)

基調講演

  • 竹内比呂也(千葉大学副学長・附属図書館長/日本)
    「これからの大学図書館 -教育・学習支援機能を中心に-」

  • 陳進(上海交通大学図書館長/中国)
    「未来に向けた思考、革新による転換」

講演

  • 呑海沙織(筑波大学図書館情報メディア系准教授/日本)
    「ラーニング・コモンズと学生アシスタント」

  • 別立謙(北京大学図書館副館長/中国)
    「北京大学図書館世界一流に向けての行動計画2014~2018概要」

  • 高橋栄一(東京工業大学附属図書館長・大学院理工学研究科教授/日本)
    「研究大学における電子ジャーナル」

  • 楊海天(大連理工大学図書館長/中国)
    「日本科学協会の大連地区の大学への図書寄贈の現状及び提案」

問い合わせ先

研究推進部情報図書館課総務グループ

Tel : 03-5734-3222

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