東工大ニュース
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東京・上野 国立科学博物館にて開催された「夏休みサイエンススクエア」に、8月14日~16日の3日間、大学院生命理工学研究科 山田拓司講師の研究室が出展しました。出展テーマは「腸内細菌ってなんだ?」です。
ヒトの腸内には、1000種100兆個体の細菌が共生していると言われています。近年、腸内細菌の解析技術が飛躍的に向上し、これらの細菌を網羅的に調査する事が可能になり、様々な発見が相次いでいます。そうした目に見えない細菌達の活動や仕組みを子ども達に分かりやすく学んでもらおうと、生命理工学部の学部生たちが開発した腸内細菌ボードゲームを使用しました。
夏休み中の国立科学博物館は子どもたちがたくさん来場しており、大変な賑わいでした。山田研究室のブースには、保護者も含め各回20名、3日間で200名程が参加しました。最初に山田講師が腸内細菌の仕組みについて解説をした後、各テーブルに同席したホスト役の東工大学生スタッフが、参加者にボードゲームのルールを説明しました。そしていよいよゲームがスタート。はじめは緊張気味だった参加者も、次第にゲームを通じ和やかな雰囲気になり、あっという間に打ち解けて笑い声が聞こえるようになります。対象年齢は小学5年生以上としていましたが、ボードゲームに興味を持った対象年齢以下の子が「ぼくも参加したい!」と泣き出したり、楽しくて何度も参加する人がいたりと大変な盛況ぶりでした。
山田研究室による、ボードゲームを使ったアウトリーチ(社会連携)活動は今回で4回目となりましたが、回数を重ねる度に新しい発見や子ども達の発想に驚かされ、本学の学生達にも良き学習の場となっています。山田講師は、「今後も定期的にこのような活動を続けることで、多くの方々が、科学やバイオをより身近に感じるきっかけになればと思います。」と話しています。
お問い合わせ先
大学院生命理工学研究科 生命情報専攻 山田研究室
Email : info@jchm.co.jp
Tel : 03-5734-3629