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小寺正明講師が2015年度Oxford Journals-JSBi Prize受賞

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2015.12.08

大学院生命理工学研究科の小寺正明講師が、2015年度Oxford Journals-JSBi Prizeを受賞しました。日本バイオインフォマティクス学会が主催するこの賞は、日本の生命情報学(バイオインフォマティクス)領域のさらなる発展への貢献が期待される功績顕著な若手研究者に授与されるものです。

生命医薬情報連合大会2015年大会における授賞式の様子
生命医薬情報連合大会2015年大会における授賞式の様子

受賞テーマ

生命情報と化学情報との融合解析による生体分子間相互作用と代謝経路予測の研究

受賞理由

小寺講師は、生命情報学分野に低分子化合物の化学構造計算を導入し、ゲノム情報とメタボローム情報を結びつけるという、生命情報学分野の最重要課題のひとつに積極的に取り組み、数々の論文発表や国際学会発表を行なってきました。特に、顕著な功績として、2009年、2013年、2014年、2015年の4回にわたって、生命情報学分野で最も権威のある国際学会ISMBにて、筆頭または責任著者として論文発表と口頭発表を行なっており、国際コミュニティで存在感を示しています。

また生命情報学分野において、データの標準化と統合化、および国際的な合意の形成は極めて重要な課題とされており、文部科学省「統合データベースプロジェクト」においても遺伝子や化合物等、様々なデータの統合化・標準化が進められています。小寺講師は、遺伝子機能情報としてよく使われる酵素番号(EC番号)や糖鎖の命名法などを含む、酵素反応に関するデータ標準化と分類作業効率化を長年研究しており、酵素および酵素反応の標準的命名法を定める国際組織NC-IUBMBの準委員も務める等、この方面でも活躍しています。加えて、当分野で重要な位置を占める「BioHackathon」等の国際会議に積極的に参加し、酵素反応や化合物、糖鎖などの情報の標準化に尽力しており、その功績と活動が総合的に評価されての受賞となりました。

受賞者のコメント

この度は、このような賞をいただき大変嬉しく思います。学会発表はだいぶ慣れてきたつもりでしたが、受賞講演のときはこれまでになく緊張してしまいました。バイオインフォマティクスと聞いて皆様が想像されるものとは多少異なる研究を続けておりましたので、高く評価していただいて大変光栄です。今後も研鑽に励んで行きますので皆様よろしくお願いいたします。

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