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東工大生オリジナル 腸内細菌ボードゲーム「バクテロイゴ」発売決定

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公開日:2015.12.14

大学院生命理工学研究科の学生達が山田拓司講師と考案した、腸内細菌のしくみを楽しく学べるボードゲーム「バクテロイゴ」が発売されることになりました。このゲームは、東工大基金事業:「日本再生:科学と技術で未来を創造する」プロジェクト-ものつくり人材の裾野拡大支援-を活用し、株式会社リバネスと産学連携本部、東工大生協の協力のもと制作されました。

腸内細菌ボードゲーム「バクテロイゴ」

ヒトの腸内には、1000種100兆個体の細菌が共生していると言われていますが、近年、腸内細菌の解析技術が飛躍的に向上し、これらの細菌の網羅的な調査が可能となったことから、様々な発見が相次いでいます。

「バクテロイゴ」は、自分たちの研究テーマである腸内細菌研究を広く紹介しようと、「日本人の腸内細菌叢の全容解明とその産業応用プラットフォーム(JCHM)」代表の山田講師監修のもと、学生自らが考案したものです。サイエンスカフェや子ども向け科学イベントでも大変好評で、子ども達から「とても楽しかった!」「もっとやりたい!」「勉強になった」といった声が多くきかれ、学生たちにとっても研究テーマを広く伝えるスキルを磨く良い機会にもなっています。

「バクテロイゴ」は12月15日にリバネス出版より発売され、全国の書店、東工大生協で購入できます。

腸内細菌ボードゲーム「バクテロイゴ」
腸内細菌ボードゲーム「バクテロイゴ」

JCHM(Japanese Consortium for Human Microbiome)とは
ヒトの腸内には 1000種100兆個体の微生物が共生していると言われ、 それらの腸内細菌の乱れは多くの疾病に関わっている事が知られています。 欧米では腸内細菌解析の重要性が早くから認識され、 大型予算が割り当てられ多くの研究者が携わっていることから、日本においても日本人腸内環境の全容解明は急務と言えます。そのため、JCHMでは、日本人腸内環境の全容 解明をテーマに掲げ、 日本人腸内微生物データーベース構築による「日本人固有の腸内環境及び腸内代謝系の発見」と 「疾病マーカーの発見」を目指したプロジェクト活動を推進しています。

東工大基金

このプロジェクトは東工大基金によりサポートされています。

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お問い合わせ先

大学院生命理工学研究科 生命情報専攻 山田研究室
Email : info@jchm.jp
Tel : 03-5734-3629

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