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スポーツ講座2015「『オリンピック』バドミントン選手に聞く」開催報告

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公開日:2016.02.03

2015年12月18日、大岡山キャンパス西9号館ディジタル多目的ホールにて、「『オリンピック』バドミントン選手に聞く」と題して、スポーツ講座2015を開催しました。スポーツ講座は、日本を代表するスポーツ選手を招いて講演いただくイベントで、2005年から毎年開催しています。東工大を含む日本の多くの大学が、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会と連携しており、このスポーツ講座も組織委員会との連携イベントのひとつとして実施しています。18回目となる今回は、バドミントンの元オリンピック選手である池田信太郎氏と小椋久美子氏にお越しいただきました。フリーアナウンサーの吉田填一郎氏に聞き手をお願いし、約1時間半いろいろなお話を伺いました。

講演の様子
講演の様子

池田信太郎氏

池田信太郎氏

池田信太郎氏は福岡県出身で、5歳の頃からバドミントンを始め、高校ではインターハイで上位に入りました。しかし大学時代には目立つ成績がなく、福岡県で教員になり、バドミントンの指導をすることがほぼ決まっていたそうです。ところが、ふとしたきっかけで日本ユニシスに入り、その後、紆余曲折ありながら世界選手権で男子ダブルス三位、北京オリンピック、ロンドンオリンピック出場と活躍しました。今後は、バドミントンアカデミーを作り、ジュニアの指導、バドミントンの発展に向けて力を注いでいくと話しました。

小椋久美子氏

小椋久美子氏

小椋久美子氏は三重県出身で、兄弟がバドミントンをしていたことや、バドミントン以外に男女一緒にできるスポーツが周りになかったため始められたそうです。高校卒業後、三洋電機に入り、初めて出場した全日本総合バドミントン選手権大会では、予選から勝ち上がってシングルスで日本一になりました。その後は女子ダブルスで活躍、北京オリンピックに出場されました。オリンピックでは通常の試合と全く異なる空気感で、大変な緊張の中、試合をされたそうです。取材の仕事で行ったロンドンオリンピックでも、会場に入ると選手の時と同じ空気を感じたと話しました。現在、日本のバドミントン界には優秀なプレーヤーがおり、ロンドンオリンピックの銀メダルに続き、リオデジャネイロオリンピックでもメダル獲得を十分期待できると、熱をもって語りました。

吉田填一郎氏

吉田填一郎氏

聞き手の元日本テレビアナウンサー吉田填一郎氏は、講演者の緊張を和らげ、オリンピック選手になるまで、そして今後のバドミントンの発展に至るまでの話を引き出していただきました。講演者の興味深いお話で、盛況のうちに閉会しました。

普段、理工系の講義や研究に多くの時間を費やす東工大の学生にとっては、スポーツという異分野の話を聞くことができ、視野を広げる有意義な対談となったようです。

お問い合わせ先

大学院社会理工学研究科 須田和裕 准教授

Email : suda@hum.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-2290

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