東工大ニュース
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4月18日、英国のロンドン芸術大学セントラルセントマーチンズ校(CSM)のジェレミー・ティル校長、アン・スミス-デザイン系長、マーク・ダンヒル-アート系長が本学を訪問し、三島良直学長、丸山俊夫理事・副学長と懇談をしました。懇談には、環境・社会理工学院の野原佳代子教授、チーム志向越境型アントレプレナー育成プログラムの照井亮非常勤講師、加藤隆行国際部長、青木彰国際連携課長も同席しました。
まず、三島学長が東工大の概要と本年4月に本学が導入した教育システムやスーパーグローバル大学創成支援事業について説明を行い、続いて、ティル校長がCSMの歴史と概要、今回の来訪の目的について話しました。
CSM は1854年に英国ロンドンに設立された芸術大学で、ロンドン芸術大学の6つのカレッジの1つです。全学生の55%が留学生で占められ、約100か国から学生が集まる国際色豊かな芸術大学で、著名なアーティストを多数輩出しており、世界的にも高い評価を得ています。
また、ケンブリッジ大学やユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの科学者と共同で生地や原料の開発を行うなど、科学や工学などの異分野とアートの連携(コラボレーション)にも取り組んでいます。内向的になりがちなアーティストが理工系分野の科学者と連携をすることで、新しい発想を得ることができるとして、本分野での連携を強化したいとティル校長は話しました。これに対し、本学の研究者にとっても異分野との交流や研究の多様性が非常に重要であると三島学長も賛同しました。
懇談の後、視察団一行は関係分野の教員たちとさらなる情報交換をし、今後の協力の可能性について議論しました。また、異分野協業のワークショップ開催にあたって最適な施設として整備されている「デザイン工房」(大岡山キャンパス石川台5号館)も見学しました。