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東京工業大学 大学改革 ―日本の東工大から、世界のTokyo Techへ―

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2016.07.11

東京工業大学は、三島学長の強いリーダーシップの下、2030年までに「世界トップ10に入るリサーチユニバーシティ」になることを目指して、4月から3つの改革を開始しました。

東工大の3つの改革
東工大の3つの改革

学生の学びを深めて世界で活躍する力を育てる「教育改革」

1.日本初の「学院」

日本の大学では初となる、学部と大学院が一体となって教育を行う「学院」を設置しました。学院で教育する学士課程の教育プログラム(系)と大学院課程の教育プログラム(コース)のカリキュラム・分野をできるだけ大くくりにしています。

また、学士課程と大学院課程の教育プログラムを連続的に設計しています。これにより、学生は学士課程入学時から大学院の出口を見通すことができ、自らの興味・関心に基づく多様な選択・挑戦が可能になりました。

2.リベラルアーツ研究教育院の誕生

これまで学部4年生までだった教養教育のカリキュラムが博士後期課程まで延長され、「大きな志を育む」教養教育がスタートしました。学士課程入学直後の東工大立志プロジェクトを皮切りに、小グループでのディスカッション、プロジェクト発表などを通じて、仲間と刺激を与え合いながら、高い問題意識のもとに、優れたコミュニケーション能力を持って世界へと発信し、実現していく力をこれまで以上に養っていきます。また、人文科学、社会科学、外国語、ウェルネス等の広範な分野に触れることで、多様性に満ちた現代社会の中での学生自身の立ち位置を明確化し、学士課程、修士課程及び博士後期課程の専門教育と教養教育とをダイナミックに組み合わせて、将来社会を牽引する、創造性溢れた魅力ある人材の育成を目指します。

3.学生が主体的に学べる国際通用性のあるカリキュラム

国際的に通用性のあるカリキュラムを学生が自主的に学修するように促すため、シラバスの充実と日本語と英語による公開、科目をナンバリングしてレベルと順序を明示、留学・インターンシップ等を経験しやすいように科目履修が柔軟にできるクォーター制の導入、アクティブラーニングや英語による授業、副専門学修、教養科目、キャリア科目の充実などを実施しました。

4.教育革新センター(CITL)

教育革新センターは2015年4月に設立され、東京工業大学の教育手法の革新、継続的な教育支援及び教育の質向上に資する活動により教育改革を推進しています。授業設計や評価基準策定を含めた教育のPDCA確立、教職員への各種教育研修などに取り組んでいます。また、オンライン教育開発室(OEDO)では、MOOC※1やSPOC※2コンテンツの開発などを学生と共に行っています。

  • ※1 MOOC:Massive Open Online Courseの略称。大規模公開オンライン講座
  • ※2 SPOC:Small Private Online Courseの略称。対象者や提供先などが限られている外部非公開でのオンライン講義

教育改革前後の教育体制
教育改革前後の教育体制

教育改革の詳細については、以下の東工大全学サイトをご覧ください。

学院・系及びリベラルアーツ研究教育院

世界トップクラスの教育システムで学ぶ
2016年4月に新たに発足した学院、系及びリベラルアーツ研究教育院について紹介します。

学院・系及びリベラルアーツ研究教育院outer

進化する組織でイノベーションを創出する「研究改革」

1.科学技術創成研究院の発足

柔軟な運営体制で革新的科学技術と新規領域・融合領域を創出するため、4研究所、2研究センター、10研究ユニットを有する科学技術創成研究院が発足しました。

現行の研究に関わる組織を再編成して新たなミッションを担う研究所、研究センターとともに、最先端の研究を小規模のチームで機動的に推進し、大隅良典栄誉教授ら卓越したリーダーが"尖った"研究を大きく育てるために、研究ユニットが設置されました。

複雑化する社会の要請、異分野にまたがる研究課題の増大に対応するため、より柔軟な研究体制の構築が求められています。研究者の配置や連携体制構築をより機動的に行い、異なる専門の研究者もチームを組んで研究できる仕組みを導入しています。

2.「世界の研究ハブ」を目指す

科学技術創成研究院は、地球生命研究所(ELSI)を始めとする研究拠点組織のノウハウを活用しつつ、WRHIを核として海外の卓越した研究機関や企業とも積極的に連携し、第一線で活躍する研究者の集う「世界のハブ」を目指して研究を展開し、成果を発信していきます。

科学技術創成研究院と学院等との関係
科学技術創成研究院と学院等との関係

研究改革の詳細については、以下の東工大全学サイトおよび科学技術創成研究院サイトをご覧ください。

大学改革を進める強力な体制を築く「ガバナンス改革」

1.学長のリーダーシップが最大限に活かせる体制へ

学長のリーダーシップを最大限に活かすために、人事・財務・インフラの各方面での体制を刷新しました。学長指名による学院長等の決定、全学の人事委員会の承認による教員選考などにより、戦略的な人材の集中的投入が可能となります。

また、学長裁量とする経費・スペースの拡大により、機動的な資源投入を行います。学長の下に、大学全体が一丸となって対応するための体制に組織を進化させ、大学改革を推進していきます。

2.企画戦略本部を中心としたPDCAサイクル

学内の企画立案組織の改革に合わせて、ガバナンスを担う「企画戦略本部」を2016年4月に設置しました。教育・研究・人事・財務等を機動的・戦略的・一元的に統括するものとして、学長の機動的な意思決定を補佐して大学運営を行うための「学長室」の中に置いています。また、学内外の教育研究等にかかる情報の収集・分析を行う「情報活用IR室」を設置しました。情報提供のほか大学運営にかかる計画策定や意思決定などを支援し、企画戦略本部を中心としたPDCAの中で戦略的な大学運営の実現に寄与します。

戦略的な大学運営の実現
戦略的な大学運営の実現

その他、組織等の移行については、以下の東工大全学サイトをご覧ください。

※ページ内の「2015年度以前の組織等について(PDF)」をご参照ください。

2016年東工大が変わります 東京工業大学大学改革パンフレット
2016年東工大が変わります 東京工業大学大学改革パンフレットPDF

7月11日16:20 関連リンクの削除と一部文言修正を行いました。

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