東工大ニュース
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7月21日、タイ王国パトゥムタニー県タイランドサイエンスパーク内のタイ国立科学技術開発庁(NSTDA)において、須山チャレンジプロジェクト試作品コンテストの表彰式が開催されました。
本コンテストは、TAIST-Tokyo Tech(TAIST)※の賛助会員である本学同窓生の須山英三氏(1953年卒)の「TAIST学生が活動的、創造的、協力的になれるための活動に寄付金を活用して欲しい」という希望から、「須山チャレンジプロジェクト」と名付けられた取組みの一環として今回初めて企画され、6月22日に開催されたものです。現代社会が直面する問題に対し、科学技術の力と創造的なアイデアで解決策を提案することをテーマに、TAISTの「自動車工学」「組込情報システム」「環境工学」の3つのプログラムを横断して編成された4チームが参加して行われました。当日は、須山氏ほか、東工大の関係教員がテレビ会議システムを通じて日本からコンテストに出席しました。
参加した4チームからは、「デジタル合成写真識別システム」「交通事故緊急救援要請システム」「壁登りロボット」「アーチェリー擬似体験システム」と、いずれも異なる専門性が融合したユニークな試作品が提案されました。審査の結果、最優秀賞には、高層ビルや船体、大きな建造物の検査や掃除に活用されることを目指した「壁登りロボット」が、努力賞には「アーチェリー擬似体験システム」がそれぞれ選ばれました。
表彰式は、後日TAISTの修了式と同時に行われ、須山チャレンジプロジェクトの紹介の後、須山氏に代わり本学工学院 西原明法特任教授が最優勝賞チームに目録を授与し、来賓からは盛大な拍手が送られました。
西原特任教授と、最優秀賞チームメンバー