東工大ニュース
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大学院総合理工学研究科物理電子システム創造専攻の高橋幸佑さん(修士課程2年)が、フリースタイルフットボールのギネス世界記録を8月24日に更新し、ギネス世界記録保持者として認定されました。
さらに、11月7、8日にかけてイギリス・ロンドンで開催された「レッドブル・ストリートスタイル2016・世界大会(Red Bull Street Style 2016 World Final)」に日本代表として出場し、見事、準優勝を果たしました。
テレビ番組でギネス世界記録に挑戦する高橋さん
サッカーの基本技術であるリフティングを始めとしたボールを扱う技術を高め、自由な発想で楽しめる新しいスポーツです。足や頭など体を使ったリフティングが基本となりますが、ドリブルの技術を応用した技や、地面に座った状態で行う技、ダンスの要素を取り入れたアクロバティックな技もあり、エンターテイメント性が高いのが特徴です。
今回更新したのは、「1分間で最も多く靴底でサッカーボールをタッチした回数(Most touches of a football with the soles in one minute)」です。高橋さんは、それまでの世界記録である270回(オランダのレオン・ウォルラベンさんが2015年6月に達成した記録)を大きく上回る299回を8月24日にマークし、同タイトルにおけるギネス世界記録保持者となりました。
高橋さんは2015年のフリースタイルフットボールのアジアチャンピオンであり、今年5月に開催された「日本・フリースタイル・フットボール・チャンピオンシップ2016」で優勝したことを受け、11月の「レッドブル・ストリートスタイル2016・世界大会」に日本代表として出場しました。同大会には世界各地から15歳以上のフリースタイルフットボーラー34名が集い、円形のステージ上で2名の選手が30秒ごとに交代しながら計3分間のパフォーマンスを行います。世界の強豪が並み居るなか、初挑戦ながら準優勝を勝ち取りました。
レッドブル・ストリートスタイル2016・世界大会でのパフォーマンス
© Red Bull Content Pool
高校生の頃からずっと憧れていた世界大会の舞台で準優勝という結果を残せたことを嬉しく思います。
今回のレッドブル・ストリートスイル2016・世界大会は各国1名の代表が国を背負い、自分の人生を変えにくるので、選手が互いに感じるプレッシャーは凄まじいものでした。アスリート、そしてエンターテイナーとしての本当の価値が試されたと感じています。
ギネス世界記録達成に関しては、達成出来たことも嬉しかったのですが、そのことをテレビ番組の中で、フリースタイルフットボールとして大きく発信出来たことを大変嬉しく思います。
この記事についてもそうですが、こうした機会を通じて少しでもフリースタイルフットボールの可能性が広がればと思います。