東工大ニュース
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本学 生命理工学院の生命理工オープンイノベーションハブ(LiHub:ライハブ)主催による「第2回LiHubフォーラム-アカデミア創薬イノベーション-」が、6月6日に東工大蔵前会館にて開催されました。
本学の生命理工学院は、生命科学と生命工学を広くカバーしている学術組織である利点を活かして、2016年10月にライフイノベーションの知の協創拠点として「生命理工オープベーションハブ(LiHub)」を創設しました。LiHubには、社会に還元できると想定した分野テーマごとに複数の研究室が集結した10の研究グループが存在し、今もなお企業からの要望に応じて、新しい研究グループの発足を計画しています。
LiHubの活動の一環として、産学交流の場となるLiHubフォーラムを定期的に開催しています。フォーラムは、研究グループが各々目指している産学連携のビジョンを広く企業と共有するだけでなく、ビジョンに対する企業・社会からの率直な意見をフードバックする協創のファーストステップと位置付けています。
第2回は、LiHubグループの1つである創薬技術革新グループが中心となって企画し、アカデミア創薬イノベーションと題してアカデミア創薬の第一線で活躍される3名の研究者を講師としてお招きしました。
はじめに、生命理工学院の三原久和学院長より開会挨拶があり、LiHubについての趣旨説明がありました。
続いて、今回の企画を行った創薬技術革新グループ代表の門之園哲哉助教より、本フォーラムの趣旨説明と、創薬技術革新グループの紹介がありました。
その後、ペプチドリーム株式会社の社外取締役も務める東京大学大学院理学系研究科の菅裕明教授が「特殊ペプチド創薬イノベーション」、バイオエンジニアリング・アンド・ナノテクノロジー研究所(Institute of Bioengineering and Nanotechnology A*STAR)の平尾一郎チームリーダーが「新たな基盤技術:人工塩基対による遺伝情報の拡張技術とその医薬への応用」と題して講演を行いました。コーヒーブレイクを挟み、東京理科大学薬学部生命創薬科学科の和田猛教授からは「核酸医薬への有機化学的アプローチ」について講演いただきました。
上記3名の講師からは、アカデミア研究者の立場で創薬を進めてこられたご経験、苦労話など、普段聞くことのできない貴重なお話を聴くことができました。また、アカデミア創薬に関する期待と必要性、課題について議論を深めました。
最後に、生命理工学院の相澤康則講師より、次回の第3回LiHubフォーラムの案内がありました。
講演の後は、LiHubの各グループがポスター発表を行い、参加者の皆様と活発な議論を行いました。多方面の業種の方に多数ご参加いただき、盛会にて終了となりました。
School of Computing
—Creating the Future Information Society—
Information on School of Computing inaugurated in April 2016