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東工大とMITが先進的原子力システムに関するワークショップを開催

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公開日:2018.01.11

2004年、2006年の開催に続き、3回目となる「東工大-MIT 先進的原子力システム ワークショップ(MT-INES)」が、10月27日にマサチューセッツ工科大学(以下、MIT)で開催されました。

本ワークショップには、東工大とMITの双方から原子力分野の第一線の研究者が出席しました。本ワークショップは、最新の原子力技術革新の研究成果と、東工大とMITの研究力を結集した原子力システムおよび廃炉に関する技術及び企業との連携をテーマに、双方から合計11名の研究者の発表が行われました。

東京工業大学 先導原子力研究所の竹下教授、小原教授、加藤教授、MITのボンジョルノ教授、バリンジャー教授、その他参加者

東京工業大学 先導原子力研究所の竹下教授、小原教授、加藤教授、MITのボンジョルノ教授、バリンジャー教授、その他参加者

ワークショップ開催に先立ち、本学の安藤真理事・副学長(研究担当)からのビデオメッセージが放映され、MITに対して開催の謝辞と今後のエネルギー問題解決のための期待が述べられました。また、福島第一原子力発電所の廃炉に係る国際廃炉研究開発機構等の日本企業3社からも研究者が出席し、廃炉に係る発表と問題提起が行われました。それらに対して東工大およびMITの研究者から活発な発言があり、問題解決のための深い議論が展開されました。

ワークショップ前日には、東工大およびMITの博士後期課程学生による学生ワークショップが行われ、互いの理解を深めるとともに、東工大生への高い評価が得られました。また、ワークショップ翌日には、MITの原子炉ツアーが開催され、多くの東工大生が参加し、知見を大きく広げる機会を得ました。双方の学生によるさらなる交流が期待されます。

ワークショップ終了後、福島第一原子力発電所の廃炉に向け、東工大とMITと日本企業の共同研究のテーマが複数提案され、問題解決への道筋が示されました。先進的原子力システムと福島第一原子力発電所の廃炉をさらに推し進める技術の確立に向け、三者による共同研究が、今後推進されることが期待されます。

お問い合わせ先

研究・産学連携本部

E-mail : nmatsuo@jim.titech.ac.jp
Tel : 03-8734-7637

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