東工大ニュース
東工大ニュース
公開日:2018.01.16
役員会は、東工大における最高意思決定機関です。東工大では毎月2回役員会を開催し、大学の組織、教育、研究などについて、審議し決定しています。
1月12日の会議で承認された、意欲的で新しい取り組みについて、紹介します。
国立台湾科技大学は、台湾初の技術職業専門学校として1974年に設立されたナショナル タイワン インスティテュート オブ テクノロジー(National Taiwan Institute of Technology)を前身とした大学です。2018年版のQS世界大学ランキングの創立50年以内の大学ランキングで23位に選出されているほか、台湾技術開発庁によるランキングにおいて技術移転・特許使用許諾による累計収入が台湾の理工系大学で第1位に選出されるなど、産学連携が盛んな大学として広く認知されています。
2015年に大学院理工学研究科※が国立台湾科技大学工学院、電気情報学院と部局間協定を締結し、2016年の教育改革以降も工学院、物質理工学院、環境・社会理工学院において、活発に学生交流を行ってきました。既に両大学の教員が合同で実施する教育プログラムが開始されており、同プログラムと併せて共同研究を推進することで、若手研究者の育成にも繋がる効果が見込まれます。また、国立台湾科技大学では台湾政府の支援によるAIセンターの設置を検討しており、本学の情報理工学院との協働についても進展が期待されています。 この締結により、本学の全学協定の数は109となります。