東工大ニュース

日中韓ランチ交流会 開催報告

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公開日:2018.01.17

2017年12月25日、大岡山キャンパス 大岡山西1号館1階ラウンジで日中韓ランチ交流会を開催しました。このランチ交流会は、キャンパス・アジアプログラムにより韓国のKAIST (韓国科学技術院) と中国の清華大学から本学に短期留学をしている留学生と、同大学への派遣経験者および派遣予定者が交流する目的で企画したものです。

当日は、東工大生10名、留学生10名の計20名が参加し、各自ランチを持参して、お互いの情報交換の場として活発な交流を行いました。

キャンパス・アジアプログラム構想責任者の原正彦教授による参加者紹介

キャンパス・アジアプログラム構想責任者の原正彦教授による参加者紹介

キャンパス・アジアプログラム構想責任者の原正彦教授による参加者紹介

日中韓ランチ交流会の様子

日中韓ランチ交流会の様子

日中韓ランチ交流会の様子

日中韓ランチ交流会の様子

日中韓ランチ交流会の様子

日中韓ランチ交流会の様子

キャンパス・アジアプログラムは、文部科学省「大学の世界展開力強化事業」の支援を受けて実施する、留学生の受入れと東工大生の派遣を行うプログラムです。中国の清華大学・韓国のKAIST・本学が連携して、留学生を受入れ、同時に東工大生を派遣します。

キャンパス・アジアプログラム派遣には、以下のプログラムがあります。

KAISTへの派遣(世界大学ランキング2018 QS41位 THE95位)

  • 研究型:学士課程3年目以降博士後期課程までの学生が、KAISTにおいて1ヵ月以上1セメスターの期間、研究を中心とした留学をするプログラム
  • 授業型:学士課程3年目以降から博士後期課程までの学生が、KAISTにおいて1セメスターの期間、授業を中心とした留学をするプログラム
  • サマースクール:学士課程2年目以降の学生が夏休み期間を利用して、授業受講または研究をするプログラム

清華大学への派遣(世界大学ランキング2018 QS25位 THE30位)

  • 研究型:学士課程3年目以降博士後期課程までの学生が、清華大学において3ヵ月以上1セメスターの期間、研究を中心とした留学をするプログラム
  • 授業型:学士課程3年目以降から博士後期課程までの学生が、清華大学において1セメスターの期間、授業を中心とした留学をするプログラム

参加学生からのコメント

竹之下眞央子さん(東京工業大学 生命理工学部 生命科学科 3年)

私は2017年夏、研究型プログラム(Research Oriented Program)で韓国のKAISTに留学しました。このプログラムに応募するまでは、欧米の国々を巡るばかりで、日本以外のアジアを訪れる機会はありませんでした。今回、韓国への留学を決意したのは、新しい世界に飛び込み、韓国やアジアに対する理解を深めたいと思ったからです。また、留学生や海外の友人たちと出会うなかで、多様な環境に身を置き、広い視野を持って世界を知ることの大切さを学んできたからです。

交流会では、KAISTで出会った友人と再会することができ、日中韓の新しい友達も増えました。KAISTに留学していた台湾の友人も、サプライズで日本へ遊びに来てくれ、本当に嬉しかったです。アジアの人々とのコネクションがさらに広がり、強まりました。

今回の留学を通して、自ら道を切り拓いていくことの大切さ、新たな一歩を踏み出す勇気、そして新しい仲間や環境に出会う楽しさを学びました。ここで得た経験は、今後の学生生活や人生をより豊かにし、かけがえのない財産となると思います。これからも人々との絆を大切にし、学業にもより一層励んでいきたいと思います。

ソン・ムジュンさん(韓国KAISTからの留学生)

東工大への留学を選んだ理由は、韓国と距離が近く、文化も似ている日本の科学研究が知りたいという気持ちがありました。 日本有数の理工系大学である東工大の研究室に直接留学ができ、経済的な支援が充実しているキャンパス・アジアプログラムの研究型プログラム(Research Oriented Program)に参加しました。このプログラムに参加する以前に、同じキャンパス・アジアプログラムで私の大学(KAIST)に留学していた、東工大の竹之下さんと渋谷さんに会ったことがありました。僕は、KAISTで留学生の生活面などを支援する「バディ」として、竹之下さんと渋谷さんと一緒にバディプログラムの旅行に参加したり、韓国料理を食べたりするなどして仲良くなりました。その後、今回のランチ交流会で2人と再会することができました。韓国で「また会いたいですね」と言ったことが実現し、ついに会えた時には本当にうれしかったです。

日本と韓国の学生が留学を通じて友達になれるのは本当にいい機会だと思います。今後も竹之下さん、渋谷さんや日本で会った学生たちと交流を続け、研究も熱心に進め、最高の留学にしたいと思います。

左から竹之下さん、ムジュンさん、渋谷さん
左から竹之下さん、ムジュンさん、渋谷さん

国立台湾大学留学生2名との喜びの再会 左から渋谷さん、国立台湾大学留学生2名、竹之下さん、KAIST留学生
国立台湾大学留学生2名との喜びの再会
左から渋谷さん、国立台湾大学留学生2名、
竹之下さん、KAIST留学生

今回の交流会は、昼休みを利用した1時間という短い時間でしたが、双方の学生らによる積極的な交流が続き、終了の時間になっても帰ることなく、名残惜しそうにする学生の姿がみられました。学生からは、「久しぶりの再会で懐かしい気持ちになった」といった声や、派遣を控えている学生からは「とても親切な現地学生との交流により、派遣がますます楽しみになった」など、様々な感想を聞くことができました。最後にはお互いの連絡先を交換し、また、KAISTからの留学生が中心となってSNSグループを作り、より一層、交流を深めようとしていました。

キャンパス・アジアプログラムでは、今後も学生交流の機会を作っていく予定です。

原正彦教授との集合写真

原正彦教授との集合写真

お問い合わせ先

学務部留学生交流課

E-mail : campusasia@jim.titech.ac.jpp
Tel : 03-5734-3785

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