東工大ニュース

超スマート社会推進コンソーシアムを設立

超スマート社会次世代人材育成への新しい社会貢献を共創

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公開日:2018.05.08

東京工業大学は、指定国立大学法人としての使命を実現するため、超スマート社会(Society 5.0)の実現を推進する「超スマート社会推進コンソーシアム」を設立し、参加機関と連携して人材育成から研究開発までを統合した、新たな次世代型社会連携教育研究プラットフォームを構築します。

従来の共同研究や社会実装を目的としたコンソーシアムとは異なり、オープンエデュケーションとオープンイノベーションの融合を目指しています。今後参加機関を募集し、2018年10月にコンソーシアムを発足する予定です。

本コンソーシアムの趣旨・目的

超スマート社会推進コンソーシアムは、来たる超スマート社会を支えるリーダーを養成するために、人材育成から研究開発までを統合した次世代型社会連携教育研究プラットフォームを、産官学が連携して共創することを目的として設立するものです。具体的には、以下の6項目を本コンソーシアムの目的に掲げています。

(1)
民間企業、政府系団体、アカデミアなど多様な職種・業種間の議論の場を提供し、超スマート社会の実現を産官学が連携して推進すること
(2)
超スマート社会を担う人材を育成するため、産官学が協同で次世代の体系的な教育カリキュラム・教育連携体制を創出すること
(3)
超スマート社会の実現に必要なサイバー空間とフィジカル空間を架橋・融合する教育プログラムを設計し、参加機関の担当者が直接人材育成に携われる機会を提供すること
(4)
超スマート社会時代の企業の人材戦略と学生の学修内容が整合する新たな就業体験(インターンシップ)および就職支援のあり方を提案・実現すること
(5)
企業の人材育成方針を踏まえ、次世代を担うエリート社員や新人社員教育のために多様なリカレント教育プログラムを設計し提供すること
(6)
超スマート社会の構築に必要となる多様な知識・技術・分野に精通した大学教員がコーディネートすることで、教員と複数の参加機関を含めた異分野融合型共同研究を促進すること

本コンソーシアムの組織構成と参加機関との関係

超スマート社会推進コンソーシアムは、コンソーシアム全体の運営を担う全体運営会議に加え、目的(1)を実施する超スマート社会推進委員会、目的(2)から(5)を実施する社会連携教育運営委員会、目的(6)を実施する異分野融合研究推進委員会から構成されています。

超スマート社会推進コンソーシアムの組織構成と参加機関との関係

超スマート社会推進コンソーシアムの組織構成と参加機関との関係

本コンソーシアムに参加する東工大の主な教員

本コンソーシアムには、東工大の4つの学院(理学院、工学院、情報理工学院、環境・社会理工学院)、および科学技術創成研究院から多数の教員が参加します。教員の研究分野は、超スマート社会の実現に必要となる量子科学、サイバー空間、フィジカル空間の全ての分野を網羅しており、民間企業等は本コンソーシアムに参加することで超スマート社会の実現に必要となる技術を先取りできます。また参加機関のニーズに応じて、異分野を融合させた研究チームを構成することで、参加機関と東工大が連携して社会貢献を推し進めます。

超スマート社会推進コンソーシアムに参加する東工大の主な教員

超スマート社会推進コンソーシアムに参加する東工大の主な教員

超スマート社会(Society 5.0):サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)が通信ネットワークを介して高度に融合されたシステムに、量子コンピュータと人工知能(AI)から成る頭脳を投入することで実現される、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)を指します。

お問い合わせ先

超スマート社会推進コンソーシアム事務局

東京工業大学 工学院 URA 山田良一、情報理工学院 URA 原田隆、科学技術創成研究院 URA 小林義和

Email : application@sss.e.titech.ac.jp

取材申し込み先

東京工業大学 広報・社会連携本部 広報・地域連携部門

Email : media@jim.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-2975 / Fax : 03-5734-3661

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