東工大ニュース
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東工大から申請したプログラム「『物質×情報=複素人材』育成を通じた持続可能社会の創造」が10月3日、文部科学省の平成30年度卓越大学院プログラムに採択されました。
博士課程を設置する日本の国公私立大学を対象として今年度から始まった新規事業です。
新たな知の創造と活用を主導し、次代をけん引する価値を創造するとともに、社会的課題の解決に挑戦して、社会にイノベーションをもたらすことができる博士人材(高度な「知のプロフェッショナル」)を育成することを目的とする事業です。
修士博士一貫のプログラムですが、採用された学生は、特別カリキュラムを履修できるだけでなく、経済的支援も受けられる予定です。
今年度は38大学54件の申請があり、うち13大学15件が採択され、本学からは申請した1件が採択されました。
名称
「物質×情報=複素人材」育成を通じた持続可能社会の創造
プログラム責任者
和田雄二教授(物質理工学院長)
プログラムコーディネーター
山口猛央教授(科学技術創成研究院)
内容
本プログラムでは、情報科学を駆使して複眼的・俯瞰的視点から発想し新社会サービスを見据えて独創的な物質研究を進める、以下の能力を発揮する「複素人材」を育成します。
複素人材に期待するのは、持続可能な社会を構築するための物質と情報をリンクさせた新産業の創出です。
元素戦略センターやスーパーコンピュータ「TSUBAME」を始めとする、本学が持つ高い学術基盤を活かすとともに、全6学院と科学技術創成研究院、リベラルアーツ研究教育院の総合力と、企業、国立研究開発法人、海外トップ大学との連携を活かした教育を展開します。
修士課程から博士後期課程までの5年間の教育プログラムとして、全学横断型の学位プログラムである「物質・情報教育課程」を新設予定です。
連携先機関
国立研究開発法人物質・材料研究機構、国立研究開発法人産業技術総合研究所、ライデン大学(オランダ王国)、マギル大学(カナダ)、マックスプランク研究所(ドイツ連邦共和国)、インペリアル カレッジ ロンドン(英国)、コーネル大学(アメリカ合衆国)、ソルボンヌ大学(フランス共和国)、清華大学(中華人民共和国)、トヨタ自動車株式会社、日産自動車株式会社、マツダ株式会社、株式会社ぐるなび、旭化成株式会社、富士フイルム株式会社、住友化学株式会社、三菱ケミカル株式会社、JX金属株式会社、東ソー株式会社、住友電気工業株式会社、三菱ガス化学株式会社、TDK株式会社、昭和電工株式会社、JFEスチール株式会社、株式会社東芝