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「IoT導入教育2018」ものつくりセンターと学生支援センター共同開催報告

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公開日:2018.12.21

ものつくり教育研究支援センターと学生支援センター修学支援部門が協力し、「IoT導入教育2018」を10月から11月にかけて開催しました。

IoTとはInternet of Things(モノのインターネット)の略で、近年教育においてもAI(人工知能)や機械学習などが注目され、コンピュータが非常に身近なところに入り込んでいます。そこで、学生に新しい技術に触れて興味を持ってもらいたい・科学技術と社会との接点を意識してもらいたいとの思いから、学士課程1年目の学生を対象に、企業の方へ講師を依頼して2つのセミナーを企画しました。

Pythonによるタートルグラフィックスに挑戦

Pythonによるタートルグラフィックスに挑戦

セミナー第1弾は「初心者からはじめる機械学習AIセミナー」と題して、プログラミング言語Python(パイソン)を用いた機械学習のハンズオン・セミナーを10月24日と31日の午後に行いました。

講師はAcroquest Technology(アクロクエストテクノロジー)株式会社の東工大卒業生で、同社からセミナーのスタッフもお願いしました。各回とも20名を超える参加者があり、対象としていた学士課程1年生だけでなく、学士課程2年生から博士後期課程1年生まで幅広い年次の学生が参加者の半数を占めました。1日目はパイソンを用いたタートル・プログラミングを行い、プログラミングの基礎を勉強し、最後にグループワークにてタートルによる図形の作成を競いました。短い時間ながら、キーボードを押すとその文字に従ってタートルが動くという工夫を凝らしたプログラムまで作ったチームも現れました。2日目はパイソンとKeras(ケラス)を用いた手書き文字認識から始まり、Microsoft Azure(マイクロソフト アジュール)を利用した顔認識の体験でした。参加者からは「機械学習を学びたい。」、「難しいところもあったが、とても分かりやすく、もっと学習したいという意欲が高まった。」といった感想がありました。

グループワークの様子
グループワークの様子

グループワークの成果(入力した文字をタートルが描く様子)
グループワークの成果(入力した文字をタートルが描く様子)

セミナー第2弾は「簡易デジタルサイネージ 触るラズパイセミナー」と題して、11月7日と14日の午後に開催しました。こちらは東工大卒業生が社長をしている株式会社コモドソリューションズに講師等をお願いしました。セミナーの内容はパイソンを用いたRaspberry Pi(ラズベリーパイ、略して「ラズパイ」。プログラミングにより自由に動作を変えられるコンピュータ。)の制御で、約20名が参加しました。1日目のセミナーでは、パイソンを用いたプログラミングの基礎ならびに画像をコンピュータに表示する方法、そして画像の切り替えについて学びました。2日目は、ラズパイに取り付けた照度センサーを入力源として周囲が明るいと昼間の画像、暗いと夜の画像に切り替わるデジタルサイネージ(電子看板)の基礎に関する内容のセミナーでした。最後にラズパイの時計合わせを行い、参加者全員の画像が同時に切り替わるデモを体験しました。「ラズパイを触ることができて良かった。もっと色々なセンサーを使って遊んでみたかった。」などの感想が参加者から寄せられました。

Raspberry Piの組み立て
Raspberry Piの組み立て

参加した東工大生の機械学習やラズパイに対する関心が高かったことを受け、機械学習に関しては2019年1月16日、23日に第2回目のセミナーを開催します。

また、来年度もAcroquest Technology(株)ならびに(株)コモドソリューションズ両社のご厚意により、バージョンアップしたセミナーを秋口に開催する予定です。

さらに受講生からの要望をもとに、ラズパイが体験できる準備をものつくり教育研究支援センターにて進めています。1月のセミナー、来年度のセミナー、ラズパイの使用などは、ものつくりセンターのホームページouterにて順次アナウンスします。詳しくは、ホームーページにてご確認下さい。

画面が同期して一斉に表示が切り替わった瞬間
画面が同期して一斉に表示が切り替わった瞬間

画像を見守る講師とラズパイ・セミナー参加者
画像を見守る講師とラズパイ・セミナー参加者

お問い合わせ先

ものつくり教育研究支援センター

学生支援センター修学支援部門

E-mail : o-okayama@mono.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-3217

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