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博物館で小学生親子向けプログラミング教室を開催

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公開日:2019.04.24

プログラミングのレクチャーを行うトラップの学生
プログラミングのレクチャーを行うトラップの学生

東京工業大学博物館は、3月2日、本学公認サークル「デジタル創作同好会traP(以下、トラップ)」のメンバー7名とともに、小学生親子向けプログラミング教室を開催しました。

レゴブロックを用いたロボットを作りながらプログラミングについて学ぶ内容となっていて、講師は教育革新センターの森秀樹准教授が担当しました。

眺望の良い4階ミーティングスペースにて

会場は百年記念館4階ミーティングスペースです。普段は国際会議や学会発表など、教育・学術に関する会合のために使用される場所を今回特別に開放しました。この日は天候に恵まれ、大岡山の地をはるか遠くまで眺望することができました。

レゴの部品を組み立てながら、プログラミングを学ぶ

制作に打ち込む参加者
制作に打ち込む参加者

はじめに森准教授がクリケット(Cricket)の使用方法について解説しました。クリケットとは、米国・マサチューセッツ工科大学のグループが開発したプログラムで制御できる電池式のコンピューターのことです。

音を鳴らせたり回転させたりする指示をパソコン上でプログラミングし、その後レゴの部品で組み立てた車などの造形物にクリケットをはめ込んで実際に動かすというワークを行いました。プログラミングの仕方によって、猫の鳴き声が鳴ったり灯りが点滅したりする変化に小学生はもちろん、保護者の方も興味津々の表情です。さて、いざ親子ごとに作業開始。トラップのメンバーがレゴの部品の組み立てやプログラミングを親身にサポートしました。1時間半にわたる作業の間、子どもが主導で作業しているうちに大人の方が夢中になっている姿もみられました。あれやこれやと親子でアイデアを出し合い試行錯誤しながらレゴロボットを完成させました。賑やかで楽しい時間はあっという間でした。

まとめの時間

成果物発表会の様子
成果物発表会の様子

レゴの部品のほかに、車輪や画用紙などを身近にあるさまざまな素材を自在に使って制作した、創意工夫に富んだオリジナルロボットをそれぞれ披露しました。スイッチを押すとくるくる回転したりまっすぐ走り出したりと、できあがったロボット作品の動きを楽しみました。参加した子どもたちの得意げな自信に満ちた表情が印象的でした。

おわりに

本学博物館主催で小学生親子を対象としたプログラミングイベントを開催するのは初の試みです。アンケートでは小学生82%、保護者93%の方から「面白かった」と好評をいただきました。博物館では、今後も大学と社会・地域をつなぐイベントを企画していきます。

お問い合わせ先

東京工業大学博物館

E-mail : centjim@jim.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-3340

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