東工大ニュース
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3月18日、学生スタッフの代表5名が、昨年夏に実施した学勢調査2018の調査結果と、それに基づく大学への提言書を益一哉学長に提出しました。
学勢調査とは、本学の全学生を対象として2年に1回、学生スタッフが主体となって行うアンケート調査です。ほかに例を見ない本学独自の取り組みで、国勢調査になぞらえ「学勢調査」と名付けられました。生活、学習、キャンパスライフなどの現状を把握し、寄せられた意見を分析して、大学への提言を行うことを目的としています。
学生スタッフが質問を作り、2018年6月11日から7月11日までウェブでアンケート調査を行いました。7回目の今回は過去最高となる2,619名の学生から回答がありました。その後、11名の学生スタッフによってデータの集計と解析、キャンパスミーティング(各関係部局教職員との意見交換)が行われ、学生スタッフ間での熱心な討論を経て提言書としてまとめられました。
学長室を訪れた学生代表から今回の調査の概要と重要な提言の説明をした後、益学長と意見交換を行いました。益学長は「ご意見をいただいた教育の問題点や食生活の不満などを早期に解消すべく、前向きに検討します。東工大をよりよい大学へと進化させるため、これからも協力をお願いします」と述べました。
今回の学勢調査には、世の中の動向を意識した提言を数多く盛り込みました。大学は常に世の中の動きに目を向け、学生の声を取り入れやすくする環境を整えることが重要です。自ら進んでシステムを刷新し続け、東工大自身がリーダーシップを整えた大学であり続ければ、学生の志を育む格好の土壌となるでしょう。この期待を込め、さまざまな動向に対する学生の声をまとめた提言書を作成しました。
(学勢調査2018提言書「代表からの挨拶」より)
この提言書でペーパーレス化の推進も提言したことを受け、今回は提言書の紙媒体での配付を極力控え、電子ファイルを以下のウェブサイトに掲載しました。ぜひご覧下さい。