東工大ニュース
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令和元年度(2019年度)の「末松賞『ディジタル技術の基礎と展開』支援」の受賞者4名が決定し、9月5日、大岡山キャンパス学長室で授賞式が行われました。
末松賞「ディジタル技術の基礎と展開」支援は、将来の基盤技術としてのディジタル技術に関心を持った若手研究者の育成と、コンピュータ、ロボティクス、ネットワーク技術等の活用に関する研究に幅広い支援を行うことを目的として、平成30年度(2018年度)に末松基金により創設されました。
2回目となる本年度は学内外の審査員による審査を経て4名が受賞しました。
末松基金は末松安晴栄誉教授・元学長の寄附を受けて設立されました。
所属 |
職名 |
氏名 |
研究課題 |
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助教 |
フレキシブルメモリの開発 |
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助教 |
AI-Robotシステムを活用した高Liイオン伝導を示すポリアニオン複合酸化物の開発 |
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助教 |
任意波形による光周波数変調に基づくブリルアン光相関領域反射計の性能向上 |
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准教授 |
AI/機械学習を活用したセキュリティ事案対応における意思決定手法 |
授賞式では、益一哉学長から受賞者に賞状が贈られ、受賞者による研究課題のプレゼンテーションが行われました。末松栄誉教授をはじめとする来賓からは、発表内容への質問とともに、多くの激励の言葉がかけられました。
末松安晴栄誉教授・元学長は、本学で行った光ファイバー通信の研究、特に動的単一モードレーザーの先駆的研究が、大容量長距離光ファイバー通信の発展に寄与し、社会に貢献したとして2014年日本国際賞、2015年度文化勲章を受賞(章)しています。
「若い人たちが様々な分野で未開拓の科学・技術システムの発展を予知して研究し、隠れた未来の姿を引き寄せて定着させる活動が、澎湃(ほうはい)として湧き出てほしい」との末松栄誉教授の思いを継承し、研究活動を奨励するため、賞金の一部を寄附いただいたことを受け末松基金を設立することとしました。
末松基金の設立当初より賛同いただいている本学同窓生、株式会社ぐるなびの滝久雄取締役会長から更なる寄附を受け、末松賞「ディジタル技術の基礎と展開」支援を2018年度から開始しました。