東工大ニュース
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本学 リベラルアーツ研究教育院の若松英輔教授が、NHK Eテレ「100分de名著」に出演します。
「100分de名著」は、誰もが一度は読みたいと思いながらも、なかなか手に取ることができない古今東西の「名著」を、25分×4回の計100分で読み解く番組です。
今回は、西田幾多郎の『善の研究』を取り上げます。
若松英輔教授
哲学とは、叡智によって世界をとらえようとすることにほかなりませんが、そのとき人は「言葉」を扉にして世界と向き合います。近代日本の哲学は、西田幾多郎の『善の研究』から始まったというのが定説です。しかし、彼の前に哲学論文を書いた人がいなかったのではありません。それでもなお、『善の研究』をもって「最初」である、とされるのは西田が、表面上は従来と変わらない言葉に、これまでとは異なる語感をさぐり、一書をなすに至ったからです。
日本における哲学の言葉の誕生と西田幾多郎という哲学者の生涯は不可分の関係にありました。近代日本の哲学をめぐる言葉と人生の軌跡を考えてみたいと思います。
リベラルアーツ研究教育院 ―理工系の知識を社会へつなぐ―
2016年4月に発足したリベラルアーツ研究教育院について紹介します。
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