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東工大附属科学技術高校のチームがロボカップジュニア国際大会で3位入賞

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公開日:2020.12.10

10月4日にオンラインで配信された各国の高校生を主な参加者とするロボット競技の国際大会「ロボカップジュニア・レスキュー・ニュー・シミュレーション・デモンストレーション・コンペティション(RoboCupJunior Rescue New Simulation Demonstration Competition)」に、東工大附属科学技術高等学校(以下、附属高校)マイコン制御部の2チームが参加し、うち1チームが3位入賞の快挙を達成しました。

この大会は、被災地に見立てた迷路をロボットが進んで被災者を捜索し、被災者の位置と症状を画像認識等により識別・報告して、課題達成度とその時間を競うものです。ロボカップジュニアは世界中の19歳以下の若者が出場する国際ロボット競技大会で、スイスにあるロボカップ国際委員会を中心に、各国の委員会が運営しています。サッカー、オンステージ(ステージ上での演技)、レスキューの3リーグがあり、その中のレスキュー・シミュレーションの一部として行われました。

迷路を進むロボット

迷路を進むロボット

競技では、実際のロボットに搭載されるような様々なセンサからの情報を頼りに、左右のモータをどのように制御するかを指示して迷路をたどります。迷路にひそむ障害物や落とし穴を避けながら、壁に描かれた文字を認識し発熱体を検出する動作を自律的に行うプログラムを作成します。提出したソースコードが主催者のシミュレーション環境上の未知のコースで試されます。

Nisshin Yasuiのチーム戦略
Nisshin Yasuiのチーム戦略

附属高校科学・技術科 情報・コンピュータサイエンス分野で学ぶ2年生2人のチーム“Nisshin Yasui” が3位に入賞しました。
Nisshin Yasuiは「日進夜睡」で、昼は前進し夜はぐっすり眠るというチームのモットーを示しています。

マイコン制御部の部員に参加を呼び掛けたところ、提供される情報や提出する資料が全て英語であるため、部員達の反応は鈍かったようです。ロボットの国際大会は本来なら各国の国内予選大会で勝ち上がる必要があります。今回は新規開発されたシミュレーション環境を普及させる目的もあって、予選なしで直接、出場できる仕組みです。せっかくの機会を生かし、短い開発期間でしたが、プログラムコードと紹介動画を締め切りに間に合わせることができました。

3位に入賞したNisshin Yasuiメンバーのコメント

賞状を手にする岡崎さん(左)と田口さん
賞状を手にする岡崎さん(左)と田口さん

田口大哲さん

僕たちのチームは、環境構築に手間取り、プログラミング言語Python(パイソン)に触るのもほぼ初めてでした。走り出しがかなり遅く、実際にプログラムを書く時間があまりありませんでした。それでも、コードの締め切り直前の4連休で、合計20時間程度通話しながら開発をしたり、授業や部活動で学んだプログラミングのアルゴリズムなどを生かせたことで、今回3位入賞という成績を収めることができました。協力していただいた全ての方にとても感謝しています。

岡崎祐希さん

二人ともPythonはあまり使ったことがなかったのですが、授業で習ったC言語の基礎や2次元配列などの知識を生かし、9月の4連休中にリモートで相談しながらプログラムを仕上げました。僕はマッピングや幅優先探索、画像認識を担当し、勉強になりました。3位という結果を得られたのも、迷路の壁を右手で触りながら前進する右手法の動き、障害物や穴の検知などメインの動きを手掛けてくれた田口さんをはじめとした様々な方の協力のおかげだと思います。本当にありがとうございました。

競技動画や成績は以下のページでご覧いただけます。

お問い合わせ先

附属科学技術高等学校

Tel : 03-3453-2251

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