東工大ニュース
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公開日:2020.12.23
東京工業大学の研究者は新型コロナウイルス感染が拡大した時、何を考え、何に取り組もうとしたのでしょうか。東工大未来社会DESIGN機構(DLab)は、このコロナ禍を「私たちの研究のあり方、目指すべき社会のあり方を見直すチャンスなのかもしれない」と捉え、研究者たちをリレー形式でつなぐオンラインインタビューを行いました。2020年5月から始めたインタビュー動画のネット公開は4ヵ月間で47本となり、研究者の生の声とメッセージを社会に届けてきました。その総括編として、DLabメンバーで聞き役となったリーダーシップ教育院の中野民夫教授と科学技術創成研究院 未来の人類研究センター長の伊藤亜紗准教授の2人がインタビューを振り返った動画を、2本にまとめて公開しました。
シリーズは題して、「STAY HOME, STAY GEEK −お宅でいよう−」。
東工大の尖った研究者たちを、ここでは敬意をこめてギーク(Geek=オタク)と呼ぶことにしました。授業や研究もままならず自宅(home)で過ごすコロナ禍の日々の想いを、ギークが思い思いに話しています。
インタビューは、DLab構成員でもある3名の研究者からスタートし、それぞれが次にインタビューを受ける研究者を紹介、その研究者からさらに次の研究者を紹介してもらうというリレー形式で行いました。理工系・人文社会系の様々な分野の研究者が、自身の研究や学生に向けたメッセージを発信しています。
特別企画として、ノーベル化学賞受賞者の白川英樹博士、リベラルアーツ研究教育院の池上彰特命教授などが登場するスペシャルインタビューも配信しました。
新たに公開した2本の総括編では、研究者の想いが詰まったこれら47本のインタビューのエッセンスを抽出しました。インタビュアーを務めた中野教授と伊藤准教授の2人が一連のインタビューを振り返り、コロナ禍を通して感じたこと、東工大の研究者たちに期待することなどを、じっくりと語り合っています。
全47本のインタビュー動画はDLabウェブサイトからご覧いただけます。