東工大ニュース
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東京工業大学 生命理工学院 生命理工学系 山田研究室の千葉のどかさん(修士課程1年)が2月20日、横浜情報文化センター情文ホール(横浜市中区)で開かれた横浜ビジネスグランプリ2021で学生部門優秀賞を受賞しました。
横浜ビジネスグランプリは公益財団法人横浜企業経営支援財団(IDEC)が主催し、今回は23回目です。同財団によると、横浜で新たな価値を創造するような製品・サービスの提供を目指す起業家やベンチャーを発掘し、財団の支援メニューを最大限に活用しながら横浜市内における起業・創業を促進するビジネスプランコンテストです。
全国から一般部門54件、学生部門44件の合計98件の応募があり、書類審査とセミファイナルを通過した一般部門7名と学生部門3名のファイナリストおよび女性起業家賞受賞者が出場しました。ファイナリストと審査員が集まり、発表の様子はライブ配信されました。
審査は、事業の新規性、成長性、実現可能性、横浜経済への影響、経営者力の5つの基準で行われました。財団は応募者の示した計画について事業化を後押しすることにしています。
千葉さんが発表した事業計画案は「腸内細菌タイプ※別食生活アドバイスの提案」です。千葉さんが研究室で取り組むヒト腸内細菌の研究を、事業化したいとの思いから応募に至りました。実用化には、基盤となる研究や技術開発が必要となる一方、プランの将来性や大学で取り組む研究を元に立案したことが評価され、学生部門優秀賞を受賞しました。
学内のデザイン思考の講義をきっかけに、このビジネスコンテストを知りました。日々の研究活動の中で目にする研究成果の面白さや有用性を、サービスまたは商品を通して社会に届けたいと思っており、このような形で案を発信できたことを嬉しく思います。プラン作成や発表に際し、指導教員をはじめ多くの方にご助言をいただき感謝しております。立案に関わっている研究室メンバーと議論を続け、案を練り上げていきたいです。