東工大ニュース
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東京工業大学は、皆さまから寄附をいただいた東京工業大学基金を活用し、小中高校生の知的創造性をはぐくむ「理科教育振興支援(ものつくり人材の裾野拡大支援プロジェクト)」に取り組んでいます。
東工大附属科学技術高校は理科教育振興支援の一環として、3月7日、近隣の小学生と保護者が参加する「STEM親子実験教室」をオンラインで開催しました。2018年度から毎年開催し、今回は計10組20名の子どもたちと保護者が参加しました。
STEM教育は、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)を融合し、実生活に密着した理科系の総合学習です。
今回はオンラインだったため、micro:bit(マイクロビット)という英国BBC(英国放送協会)で開発されたプログラミング教育用マイコンボードを開催前に郵送で1組につき2台配布しました。当日は、家庭でmico:bitをパソコンに接続し、子どもと保護者が一緒にプログラミングしながら、文字を表示させるもの、温度センサーや光センサー、加速度センサーを用いたもの、親子で無線通信をおこなうものなど、さまざまな装置を製作しました。オンライン環境下では、子どもたちの学びの様子は画面越しでしか分からないので、子ども1名に対しスタッフを1名配置し、学びのサポートを行う体制を整えました。対面で実施した際と同じ課題に取り組み、子どもたちはやり遂げることができました。
参加した子どもたちや保護者からも高い評価が得られ、充実したオンライン実験教室となりました。
東工大基金を活用した社会への貢献として、日本の将来を担う小・中・高校生を対象とした「科学教室」など知的創造性をはぐくむ活動やイベント開催に対して支援しています。将来のものつくり人材の裾野を拡大することを促進します。