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オンライン講座MOOC 4コースを最新版にリニューアル

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公開日:2021.08.19

東京工業大学は、インターネットで誰でも無料で受講できる大規模オンライン講座(MOOC、ムーク)の4コースの内容を最新版に改訂し、5月から6月にかけて順次、リニューアル開講しました。受講者にとって、より分かりやすく、最新の研究成果も取り入れた講義です。以前は日本語だった講義もすべて英語となり、MOOC配信プラットフォームedXで配信されます。

4コースの題目
  • 科学技術・AI倫理
  • 電気電子工学入門
  • ベーシック・ジャパニーズ・シビル・ロー
  • ビジネス・アーキテクチャー入門

科学技術・AI倫理

科学技術・AI倫理のコース画面

科学技術・AI倫理のコース画面

まず、2021年5月12日に「科学技術・AI倫理」がリリースされました。このオンラインコースは、もともと2017年6月から提供されていたもので、教材や講義は日本語で行われていました。工学的倫理観と倫理的意思決定のためのセブン・ステップ・ガイドなど様々なトピックを扱っており、最近ではAI/データ倫理の講義も追加されています。今回の改訂で大きく変わったのは、もともと日本語で収録されていた講義動画を、グーグルのテキスト読み上げ機能(Google text to speech API, Application Programming Interface)を使って英語にダビングしたことです。また、「AIとデータの倫理(AI & Data Ethics)」の動画を更新し、「社会的善のためのAI(AI for Social Good)」の講義を追加しました。なお、新たに開発した英語ダビングシステムについては、2021年9月9日に開催される日本工学教育協会年次大会の国際セッションにおいて発表する予定です。

講義の画面
講義の画面

電気電子工学入門

電気電子工学入門のコース画面

電気電子工学入門のコース画面

再公開された2つ目のコースは、2021年5月19日の「電気電子工学入門」です。このオンライン講座では、電磁応用、電子材料、電子デバイス、無線通信など、電気工学のさまざまな分野を紹介しています。商標登録されたオリジナルのアニメキャラクター「大岡山さくら」が仮想学習アシスタントとして登場し、講義を手伝います。また、大学院学生のティーチングアシスタント(TA)が電気工学に関する基本的な質問を受け、講義動画で答えるという形で学習者をサポートしています。なお、本講座では、日本語で配信されていたすべての講義動画を、グーグルのテキスト読み上げ機能を用いて英語に吹き替えています。

講義の画面 右下が大岡山さくら
講義の画面 右下が大岡山さくら

ベーシック・ジャパニーズ・シビル・ロー

ベーシック・ジャパニーズ・シビル・ローのコース画面

ベーシック・ジャパニーズ・シビル・ローのコース画面

次に、「ベーシック・ジャパニーズ・シビル・ロー」が改修され、2021年5月26日から再スタートしました。この講座では、契約、家族のトラブル、労働問題など、日本の法律の仕組みや基本的な考え方を、日本の法律の観点から学ぶことができます。アニメキャラクター、大岡山さくらもこの講座に出演し、講師のサポートや学習者の手助けをしています。今回の改訂での大きな変更点は、新法改正に関する講座内容が更新されたことです(2021年3月までの改正に対応)。

講義の画面
講義の画面

ビジネス・アーキテクチャー入門

ビジネス・アーキテクチャー入門のコース画面

ビジネス・アーキテクチャー入門のコース画面

最後に、2021年6月9日から「ビジネス・アーキテクチャー入門」コースを再公開しました。このコースでは、エンタープライズオトロジーの代表的な手法であるDEMO(デザイン・アンド・エンジニアリング・メソドロジー・フォー・オーガナイゼイションズ、Design & Engineering Methodology for Organizations)を紹介しています。また、様々なケーススタディが追加されたことで、学習者はその概念をより深く理解し、対象となるシステムへの適用方法を学ぶことができます。この改訂版コースでは、DEMO-3の名称が主に使用されています。また、新たに改訂されたエンタープライズオトロジーの教科書に付随する新しい方法論に興味を持つ学習者のために、DEMO-4という新しい命名法も導入されています。また、今回の改訂では、DEMOシステムを使ったセルフ・イニシエーションに関する特別講義が追加されました。

講義の画面
講義の画面

※1 MOOC(マッシブ・オープン・オンライン・コース、大規模公開オンライン講座)

インターネット上で誰もが受講できる授業です。2012年に主要なMOOC配信プラットフォームが立ち上がって以降、急速に拡大を続けており、2021年には世界の950を超える大学等の高等教育機関から16,300のMOOCが提供されています。東工大のMOOC開発は教育革新センター・オンライン教育開発室が担当しており、マサチューセッツ工科大学とハーバード大学が設立したMOOC配信プラットフォームedXで「TokyoTechX」(トーキョー テック エックス)として世界に向けて配信しています。

お問い合わせ先

教育革新センター・オンライン教育開発室

E-mail : oedo@citl.titech.ac.jp

Tel : 03-5734-3445

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