東工大ニュース
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東京工業大学 工学院情報通信系の北島龍一さん(修士課程1年)が本学卒業生の井戸達彦さん(2021年理学院数学系卒業)と第36回テーザー全日本選手権にペアで出場し、総合4位で入賞しました。
10月23日から2日間にわたり浜名湖で行われた本大会は、軽風から強風まで全風域でレースが繰り広げられ、出場した22艇の総合力が試される大会となりました。北島・井戸ペアは初日の強風コンディションで安定して良い順位を取り、初日終了時点で総合3位につけました。
北島さん、井戸さんはともに東工大ヨット部のOBで、2020年開催の全日本学生選手権大会で、ヨット部創部以来初の4位に入賞したスナイプ級チームの出場メンバーでした。今大会で使用されたテーザー級の船は、2人がヨット部時代に乗っていたスナイプ級の艇重量の3分の1程度しかなく、高速帆走が楽しめる一方で操縦はより難しいものでした。
ヨット部を引退した後もそれぞれの研究活動に励む傍ら、定期的に時間を作ってヨットに乗り、今回の全日本大会に備えました。2日目は合計の体重が重い北島・井戸ペアにとって不利な軽風コンディションでしたが、堅実なヨットレースを展開し、順位を1つ下げたものの総合4位の入賞を果たしました。
昨年度にヨット部を引退してからもヨット競技を続け、研究活動により練習時間が取れない中でも目標であった入賞をすることができたのは大変嬉しく思います。大学4年間でヨット部を卒業してしまう人が多い中、少しでも多くの人が引退後もヨットを続けてくれるよう、今後も我々は活動を続けていこうと思います。
また、この活動で得られた「やり抜く力」は必ず研究活動に役立つと考えています。残りの学生生活も有意義なものにできるよう励んでいきます。