東工大ニュース
東工大ニュース
公開日:2022.06.29
東京工業大学とJFEエンジニアリング株式会社(以下、「JFEエンジニアリング」)は、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する新規技術の開発推進を目的として、7月1日に「JFEエンジニアリング カーボンニュートラル協働研究拠点」を東京工業大学オープンイノベーション機構の支援のもと開設します。
東工大は2021年6月にゼロカーボンエネルギー研究所を開設し、非化石エネルギー(ゼロカーボンエネルギー)とその利用システムの革新的研究開発を通じて、地球と共生しかつ豊かな社会の構築に貢献することを目指しています。また、JFEエンジニアリングは、再生可能エネルギーの普及拡大やカーボンリサイクル技術の開発などを通じ、2030年度にCO2削減貢献量2,500万t/年を目指しています。
両者は2021年より、カーボンニュートラルに資する技術開発の連携に向けた協議を重ね、カーボンニュートラル社会の実現のために、幅広い分野にわたる重層的なアプローチと革新的イノベーションが必要との認識が一致し、個別の共同研究の枠組みを超えて、包括的に連携することで合意に至りました。
本協働研究拠点では、双方の研究者・技術者が緊密に連携しつつ、東工大が有する幅広い領域における高度な学術的知見と、JFEエンジニアリングが有するエネルギー・環境分野などにおけるプラントおよび各種インフラ建設に関連するエンジニアリング技術を融合することで、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する新規技術開発を推進します。
東工大およびJFEエンジニアリングは、本協働研究拠点での技術開発を通じて、2050年カーボンニュートラル社会の実現に向け貢献していきます。
(左から)JFEエンジニアリングの大下元代表取締役社長と益一哉学長
東工大協働研究拠点制度について
協働研究拠点は「企業ニーズに寄り添う」ために、拠点内に「研究企画室」を設置し、現在あるテーマのみならず、新たな研究テーマの創出を図り、持続的な連携の場の実現を目指します。