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2022年度卓越教育院・リーダーシップ教育院修了式を開催

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公開日:2022.11.08

東京工業大学は、2022年度の卓越教育院・リーダーシップ教育院修了式を9月22日、大岡山キャンパスのTaki Plaza(タキ・プラザ)で行いました。物質・情報卓越教育院の1名、超スマート社会卓越教育院の2名、リーダーシップ教育院の3名、計6名の修了生が出席しました。

Taki Plazaの屋内階段で記念撮影をする修了生

Taki Plazaの屋内階段で記念撮影をする修了生

修了式

2022年度の卓越教育院・リーダーシップ教育院修了式は、博士後期課程の学位記授与式の後に、新型コロナウイルス感染のリスクを減らすためオンラインと会場での参加によるハイブリット形式がとられ、会場の座席は密とならないよう間隔をあけて開催しました。卓越教育院3名、リーダーシップ教育院3名の修了生となります。卓越教育院の修了生には記念メダルが贈られました。

はじめに、益一哉学長が「修了生の皆さんは新しい価値観を創造し、国際社会のリーダーとしてのスキルを身につけるため、研究室での研究活動に加えて、卓越教育院やリーダーシップ教育院の様々なイベントなどを通じ、多くのことを学んだと思います。また、様々な分野の先生方との議論、企業や海外メンターの先生からの助言、分野を超えた学生同士の関わり合いや交流は皆さんを大きく成長させたことでしょう。これから社会に出た後、様々な困難が待ち受けています。そんなとき、卓越教育院やリーダーシップ教育院で一緒に学んだ仲間との絆は、皆さんが将来、困難に立ち向かうときの糧になると信じています。ぜひ、卓越教育院やリーダーシップ教育院で学んだことに自信と誇りを持って、歩んで行ってください。皆さんが、世界を牽引し、社会を変革する『知のプロフェッショナル』や、産学官界で将来の国際社会を牽引するリーダーとしてご活躍されることを心より願っております」とお祝いの言葉を述べました。

座席の間隔をあけて行われた修了式
座席の間隔をあけて行われた修了式

お祝いのメッセージを贈る益学長
お祝いのメッセージを贈る益学長

それに引き続き、佐藤総括理事・副学長、井村理事・副学長(教育担当)が修了生へお祝いの言葉を述べました。次に、各教育院長、教育院長代理から修了生の紹介と修了後の健闘を応援する祝辞がありました。最後に物質・情報卓越教育課程の修了生を代表してハオ・エイセン(Hao Yingquan)さん、超スマート社会卓越教育課程の修了生を代表してハン・シュウギ(Pan Xiuxi)さん、リーダーシップ教育課程の修了生を代表してマルグプ・ミリザティ(Maierwufu Mierzati)さんがあいさつしました。

物質・情報卓越教育課程修了生の代表者としてあいさつするハオさん
物質・情報卓越教育課程修了生の代表者としてあいさつするハオさん

超スマート社会卓越教育課程修了生の代表者としてあいさつするハンさん
超スマート社会卓越教育課程修了生の代表者としてあいさつするハンさん

リーダーシップ教育課程修了生の代表者としてあいさつするマルグプさん
リーダーシップ教育課程修了生の代表者としてあいさつするマルグプさん

修了生たちは、プログラムを支えてきた教員、事務担当者に見守られる中、各教育課程履修中の印象に残った活動・苦労話や抱負などを語りました。今後は、各教育課程で習得した卓越した専門性に加え、広範で深い知識と豊かな教養、国際性やリーダーシップなどを備えた博士人材として、それぞれの道での活躍が期待されます。

卓越教育院/リーダーシップ教育院

卓越教育院

卓越教育院は、2018年度から始まった文部科学省推進事業による、各大学が自身の強みを用いて、 国内外の大学・研究機関・民間企業と組織的に連携し、世界最高水準の教育力・研究力を結集して卓越した博士人材を育成することを目的とした卓越大学院プログラムの採択により設立されました。東京工業大学からは2018年度に「『物質×情報=複素人材』育成を通じた持続可能社会の創造」が採択され、2019年1月から物質・情報卓越教育院(TAC-MI)がスタートしました。2019年度には、「最先端量子科学に基づく超スマート社会エンジニアリング教育プログラム 」が採択され、2019年12月から超スマート社会卓越教育院(WISE-SSS)がスタートしました。2020年度には、「マルチスコープ・エネルギー卓越人材」が採択され、2020年12月からエネルギー・情報卓越教育院(ISE)がスタートしました。
これらは、卓越した博士人材を育成する、全学横断型の修博一貫の大学院教育プログラムとして、以下のような人材の養成を目指しています。

  • 物質・情報卓越教育院(TAC-MI)
    複素人材が持つべき能力の涵養を目指して独創力、俯瞰力、実行力、国際リーダーシップ力を持つ人材を養成しています。

  • 超スマート社会卓越教育院(WISE-SSS)
    修士・博士後期課程を一貫した学位プログラムにより、フィジカル空間技術とサイバー空間技術にとどまらず、量子科学や人工知能などの最先端の科学技術をも融合できる知のプロフェッショナルを養成しています。

  • エネルギー・情報卓越教育課程(ISE)
    "ビックデータ科学"(AI解析+データ科学)を活用してサステイナブルなエネルギー社会をデザインする「マルチスコープ・エネルギー卓越人材」を養成しています。

リーダーシップ教育院

リーダーシップ教育院(ToTAL)は、本学の大学院、特に博士後期課程の学生が、専門力・キャリア知識・教養をトータルに深め、変化の激しい時代に他者と協働しながら新たな価値を創造し、社会的課題を解決するためのスキルや経験を身につけられるよう、リーダーシップ・エクセレンス教育を提供する先進的な組織として、2018年4月に設立されました。ToTALを本務とする教員と、各学院からの協力教員から構成される教育組織で、修士課程に進学した学生が所属コースの専門課程と並行して履修することができる、全学院対象の最長5年間の教育プログラムです。

リーダーシップ教育院(ToTAL)

お問い合わせ先

- 卓越教育院に関すること

教育プログラム推進室 卓越教育院推進グループ

Email tak.sui@jim.titech.ac.jp

- リーダーシップ教育院に関すること

教育プログラム推進室 リーディング大学院推進グループ

Email lead.sui@jim.titech.ac.jp

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