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総合型・学校推薦型選抜における「女子枠」導入についての本学の考え方

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公開日:2023.01.11

総合型・学校推薦型選抜における「女子枠」導入についての本学の考え方

東京工業大学は2022年11月10日に総合型・学校推薦型選抜で143人の「女子枠」を導入することを公表しました。本学のダイバーシティ&インクルージョン(D&I)推進の一環として2024(令和6)年4月入学の学士課程入試から順次実施するものです。このことについて、本学の考え方を説明します。

グローバル化が進む現代において、多様な人々で構成されている社会の課題解決を進めるためには、異なった価値観・経験・知識を持った人々の叡智を集め、力を合わせることが求められます。そして多様性を互いに認め合う意識と環境が整うことで、一人一人が創造性を生かして活躍することができます。

本学が力強く推し進めているD&Iの取り組みの一環であるこの女子枠導入は、「過去30年間の日本の停滞は新しい産業が多く興らないことにある」と述べる益一哉学長が、この停滞の一因を大学の責任と重く受け止め、東工大の前身である東京職工学校時代より紡いできた理念「工業学校を起こし卒業生を出して而して工業工場を起こさしめん」、すなわち産業を興す人を輩出することをもう一度真剣に目指そうと、次代の科学技術・イノベーションを担い、日本の未来社会に貢献する意欲のある人材を広く求めることとしたものです。

この停滞の一因は、常々学生たちに語りかけてきた「挑戦する気持ち」を大学自身が忘れていたからではないかとの懸念から、個人と多様性を尊重する持続可能な社会を実現するため、「本当に世界を変えるくらいの第一歩を踏み出したい」と、この女子枠の導入を決意しました。

本学の取り組みをきっかけに社会全体へ真に多様性を推進する環境が広がることを期待します。

東工大ダイバーシティ&インクルージョン

ダイバーシティ&インクルージョン
一人ひとりの創造性を生かすことで、さまざまな背景をもつ人々が活躍する社会の実現を目指します。

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D&I入試改革担当

Email d-and-i-nyushi@jim.titech.ac.jp

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