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遺伝子組換えメダカの学外持ち出しに係る文部科学省からの厳重注意について

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公開日:2023.03.08

本日、文部科学省から標記の件に関して文書による厳重注意を受けましたので、お知らせします。

当該遺伝子組換えメダカが飼育されていた本学淡水魚飼育施設では遺伝子組換えメダカの環境中への流出を防ぐための入退室管理などの対策が取られていました。しかしながら、遺伝子組換えメダカが一般環境中に持ち出された事実は極めて重く、このような事態となりましたことを深くお詫びします。飼育室の管理と教育訓練を強化し、再発防止のために必要な対応を進めてまいります。

なお、当該遺伝子組換えメダカの取扱いは、遺伝子組換え魚を扱う際の拡散防止措置としては、最もレベルの低いもので、毒素生産性などの有害性や病原体の感染性はありません。

事案の概要

2023年2月17日、警視庁より、環境中での使用等が承認されていない遺伝子組換えメダカが一般に流通していること、また、捜査の結果、当該遺伝子組換えメダカは、過去に本学に在籍していた学生によって本学から持ち出されたものであることが判明したと連絡がありました。

  • 本学が調査を行った結果、当該元学生は、2009年4月から2012年3月までの間、遺伝子組換え淡水魚を使用する研究室に所属していたことが確認されました。また、当該研究室で淡水魚の飼育管理作業に関わっていたことから、遺伝子組換えメダカの飼育室に出入可能であり、持ち出しが可能な状況にあったことがわかりました。
  • 遺伝子組換え生物等の取扱いに対する教育訓練は、遺伝子組換え生物等を取り扱う各研究室において行われていましたが、このような事案が発生したことは、当時の教育訓練が不十分であったことによって起きたものと考えられます。

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