東工大ニュース
東工大ニュース
公開日:2024.06.07
東京工業大学は、2024年度も8部局で各1人、女性限定の教授または准教授の教員公募を行います。
男女雇用機会均等法第8条に基づくポジティブ・アクションとして、女性教員の割合が低い本学の現状を積極的に改善するための措置であり、2022年度から採用ポストを新たに設置する全学規模の取り組みを実施しています。
公募の詳細は教員公募ページをご覧ください。
東京工業大学は、2024年10月に東京医科歯科大学と統合し、東京科学大学(Science Tokyo)となります。Science Tokyoの発足に向けて、学生、教職員、卒業生、地域の方などが参加し、みんなで考えるブランディングプロジェクト「東京科学大学Brand Action!」も進めています。異なる環境、背景、価値観を持つメンバーと一緒に新大学を創っていく中で、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)の重要性を改めて認識しています。
東工大自体の構成員の多様性を促進する施策の1つとして、2022年度から取り組んでいる全学規模での女性限定の教員公募を今年度も実施します。DE&Iは、新たなイノベーションを生み出す基盤です。地球環境の悪化、新興・再興感染症、少子・高齢化など人類の直面するさまざまな課題の解決に向けて、大学はその知を結集し、より大きな役割を果たすことが社会から期待されています。採用者には、この一翼を担い、Science Tokyoにおいても、領域・分野にとらわれずに異分野を横断した研究・教育で活躍することに加え、大学ガバナンスに参画し多様な人材の活躍などDE&Iについてともに議論を深めていくことを期待します。
DE&Iのさらなる推進のため、女性専用休養室・パウダールームの増設・新設、多目的トイレなどバリアフリー設備の拡充、外国人活躍支援活動の充実など、着実に進めています。また、アンコンシャスバイアス研修の実施など教職員の意識改革の推進、多様性の評価指標開発などのマネジメント改革も積極的に行っています。こうした取り組みは2024年以降もさらに拡充させ、世界中から多様な人材が集まる大学を目指します。
全国・世界の優秀な研究者の皆様の積極的なご応募をお待ちしています。